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まず私たちの生命と暮らしを脅かす事実を知ること。それにたいしてどのような認識を持つのか。この国のみならず、世界を壊滅させる災厄とどう向き合うのか。次世代に対してどう責任を取るのか、そもそも責任を取れるのか。自分に何ができるのか。この現実にどう向き合うのか。それを教えるのが教育のはずだが、この国には教育も哲学も存在しない。
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「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書)
「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書) (JUGEMレビュー »)
小出 裕章,渡辺 満久,明石 昇二郎
原発よりもはるかに危険な六ヶ所村再処理工場。私たちの日々の生活が薄氷の上で営まれていることを痛感させられる。同時に、この国には「国民の生命・財産・自由を守り抜く!」と威勢のいいことを言う総理大臣と無能の政治家しかいないことに絶望する。核燃料サイクルと言い、下北半島の再処理工場と言い、3兆円以上の国民の税金がつぎ込まれ、いまだ後始末も将来の見通しもたっていない現実をどう考えているのか。彼らは核兵器を持ちたいという願望と税金をロンダリングして私腹を肥やすことしか眼中にない。北海道の地震だけに目を奪われてはならない。六ヶ所村は今回の震源地の目と鼻の先にあるのだ。
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幻影(イメジ)の時代―マスコミが製造する事実 (現代社会科学叢書)
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D.J.ブーアスティン
私にとっては古典の中の古典。三度読みました。そしてその慧眼にいまだに驚いています。
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殺人犯はそこにいる (新潮文庫)
殺人犯はそこにいる (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
清水 潔
ジャーナリストと称する職業がある。自称ジャーナリストもいれば、テレビのコメンテーターとしてリベラルに媚びる政権批判をし、名を売り、講演で稼ぐ職業をジャーナリストと呼ぶ者もいる。とんだ茶番である。ジャーナリストとはどこまでも「事実」を追いかける。テレビに出て能天気な解釈や感想を垂れ流している暇などないはずだ。ジャーナリストを志す若い人には清水氏の著作は避けて通れない。その名に値する本物のジャーナリストがここにいる。
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デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義 (集英社新書)
デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義 (集英社新書) (JUGEMレビュー »)
福田 直子
おそらく自民党・安倍政権はSNSを駆使し、分析するデータサイエンス(日本版なのでレベルはまだ低いですが)の重要性に着目し、選挙にどうすれば勝てるか、自分たちに有利な世論を形成し、国民を誘導・分断するにはどうすればいいのかが分かっているのです。そのためのノウハウも蓄積しつつあります。安倍首相の貧困な語彙力からは想像できないカタカナ言葉を聞いていると、それがSNSを分析している集団から教えられたものであることがよくわかります。ただ彼らの致命的な弱点は将来の社会を導く理想がないことです。おそらく、思いもかけない結果が待っていることでしょう。なぜなら、所詮、彼らはアメリカとビッグデータの奴隷でしかないのですから。これからの政治は、好むと好まざるとにかかわらず、この本に書かれていること抜きには語れなくなっているのです。
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 (JUGEMレビュー »)

安倍政権に対するメディアの忖度が云々されていますが、元々同じ穴のムジナなのです。忘れてならないのは、日中戦争から太平洋戦争にかけて、日本の世論と新聞のほぼ全部は好戦的・拡張主義的だったのです。しかも、当時はまだ言論統制体制が発足していなかったのです。この本は、そうした「一貫して好戦的な世論とそれに便乗する新聞」が先導し、近衛文麿はじめ文民政治家がそれに便乗、軍部がさらに便乗、という構図を一次資料で克明に論証しています。安倍政権を支持するネトウヨの皆さんの日本語力では、まともな読解は無理ですので勧めません。一方、正確な歴史を知るためには「世論」の不気味さを知ることだと気づいている若い人には是非一読を勧めます。
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茫漠の曠野 ノモンハン
茫漠の曠野 ノモンハン (JUGEMレビュー »)
松本草平
著者は大分市にある『天心堂へつぎ病院』の院長、松本文六氏の御尊父、松本草平(本名松本弘)氏です。詳しくは、ブログで紹介したいと思いますが、第一次資料として極めて価値の高いものです。40年ぶりに復刻版を出された松本文六氏と出版社に感謝する他ありません。
戦略も何もない、無謀・無慈悲な戦争を語り継ぐことは、最も崇高で重要な人間の営為だと私は考えています。作家の司馬遼太郎氏は、電話で草平氏に次のように伝えてきたそうです。「先生の臨場感のあるノモンハン戦記に出会えて本当にありがとうございました。私は大東亜戦争の折、戦車隊の一員として従軍しましたが、先生の従軍記以上のものを創ることはできません。」と。
一人でも多くの方がこの本を読まれることを望みます。ちなみに松本文六氏は伊方原発差止め訴訟の原告でもあります。その縁で、この本に出会うことができました。
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「南京事件」を調査せよ (文春文庫)
「南京事件」を調査せよ (文春文庫) (JUGEMレビュー »)
清水 潔
全国のネトウヨの皆さんへの推薦図書です。清水氏のこの本を読んでから、「南京事件はなかった!」「南京事件は捏造だ!」と叫びましょうネ。
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日本列島の全原発が危ない! 広瀬隆 白熱授業  DAYS JAPAN(デイズジャパン)2018年1月号増刊号
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広瀬隆
広瀬氏をアジテーターだの、オオカミ少年だの、悲観主義に過ぎると言って批判する人がいる。しかし、ブログで何度も述べてきたように、真の悲観主義こそがマインドコントールによって奴隷根性のしみ込んだ私たちの精神を浄化してくれるのだ。そもそも無知では悲観が生まれようもないではないか。国などいくら破れても結構。せめて山河だけでも次世代に残そうと考える人ならぜひとも読むべき本である。いや、これから幾多の春秋に富む若い人にこそすすめたい。
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チャヴ 弱者を敵視する社会
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オーウェン・ジョーンズ,Owen Jones
【本書への賛辞】

「怒りが生んだ、最高の本」
──ガーディアン紙

最高の論争がみなそうであるように、知性に裏打ちされた怒りが本書を支えている。
──エコノミスト誌

暴動や世界中に広がったオキュパイ運動に照らして考えると、分断社会に関する著者の鋭い分析は、
不気味なほど未来を予知していたことがわかる。
──アートフォーラム誌

情熱と、思いやりと、すぐれた道徳性が結実した仕事だ。
──ニューヨーク・タイムズ紙

政治の定説を見直す大胆な試み。著者は戦後のイギリス史を縦横無尽に往き来し、
階級、文化、アイデンティティといった複雑な問題を軽々とまとめてみせ、
結果として「階級」問題に火をつけ、大きな効果をあげている。
──インディペンデント紙

いまの制度が貧しい人々を見捨てていることに対する苛烈な警告──それが本書だ。
──ブログサイト「デイリー・ビースト」

ジョーンズは、「地の塩」だった労働者階級が政治のせいで「地のクズ」と見なされるようになった経緯を見事に説明している。
──タイムズ紙

この本は、新しいタイプの階級嫌悪と、その裏にあるものを痛烈にあばいて見せてくれる。
──ジョン・ケアリー(The Intellectuals and the Masses著者)

これは「イギリスはおおむね階級のない社会である」という考え方への、論理的で情報満載の大反撃だ。
──オブザーバー紙

情熱的で示唆に富む……この声が届くことを心から願う。
──スコットランド・オン・サンデー紙
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紹介していない本が山のようにあります。数日前にこの本を本棚の奥から引っ張り出し再読しました。いや〜面白かった。。とにかくこの本のことを忘れていた自分が信じられない。読んでない人に熱烈に勧めます。ハイ。
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秋山 敏
高校生にとって、今でも一押しの不朽の名著。でもこの本をことを知っている英語教師は少ないと思います。是非復刊してほしいものです。
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スノーデン 日本への警告 (集英社新書)
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エドワード・スノーデン,青木 理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ
2017年4月18日、朝日新聞がようやく「パノプティプコン」を取り上げました。遅すぎますね。
これから先の日本社会は、ますます荒廃が進み、国民の不満が頂点に達し、やがて爆発します。それを未然に防ぐために、国は国民の監視を強化します。
実際アメリカでは「愛国者法」により、電子メールや携帯の通話履歴が監視の対象になっています。誰が、いつ、どこで、何を読んで、誰と通信を交わしたか、すべて国に筒抜けです。
「パノプティプコン」とはフランスの哲学者フーコーが用いた概念ですが、国民が刑務所の囚人のように監視される体制を言います。監視者の姿は見えませんが、囚人は監視者不在でも、監視を意識することによって管理統制されるのです。これを「パノプティシズム」と言います。
このシステムから解放されるためには、権力がどう管理・統制しようとしているかを知らねばなりません。この本はそれを知るための第一歩です。あなたが無知のまま、奴隷の人生を送りたければ、読む必要はありません。
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A.ミラー
アリスミラーのこの本は、塾を始めるきっかけになりました。ただ生活のためだけなら、他のことをしていたでしょう。『才能ある子のドラマ』とあわせて、当時の私には衝撃的な本でした。人生はどこでどう転ぶかわかりません。人間の奥深さを知ることで、何とか自分を維持していたのです。この本を読むと当時のことが、ありありと思い出されます。ある意味で、私の人生を方向づけた本かもしれません。
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NHK「東海村臨界事故」取材班

2月18日のブログでも書きましたが、仕事のために読むビジネス書の類は、最終的には効率を重視し、最小の資本と労力の投下で、いかにして最大の利益を上げるかということに尽きていると思います。そのための働き方改革であり、そのための賃上げです。そのための人心掌握術であり、顧客対応です。ビジネス書を読めば読むほど、人間は軽薄になり、視野が狭くなっていきます。もしあなたがそれを自覚するきっかけがほしいなら、是非この本を読むことを勧めます。読書はビジネスのためにするのではないということが分かると思います。この本は私たちの日常の風景を一変させるだけのインパクトを持っています。いわば、ことばの最高の意味における「闖入者」なのです。
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服従
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瀬木 比呂志
この本はまだ発売されていません。自分で読んでいない本を推薦するのは邪道でしょう。しかし、これまでの『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(ともに講談社現代新書)に続く裁判所、司法批判の第3弾が長編の権力小説だということで、過去2冊の本の面白さからして、推薦に値する本だと思いました。『原発ホワイトアウト』の最高裁判所ヴァージョンだと思います。読んでからコメントを追加したいと思います。
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アモン・シェイ
学校なる場所に通っていた時、毎年夏になると課題図書を読んで、読書感想文を書かねばならないのが苦痛でした。課題図書の選定には学校と書店の密約があるに違いないと思っていたくらいです。

偶然巡り合った面白い本の感想を書くのならまだ我慢できたかもしれません。つくづく学校というところは、余計なことをしてくれると思ったものです。

あまりにめんどうくさいので、「あとがき」を参考に、あらすじを書いて提出したら、トリプルAをもらいました。

学校というところは、もしかしたら、人生の退屈に耐える訓練をする場所だったのかもしれません。この本を読んで、改めてそのことを確認しました。別に先生を責めているわけではありません。それほど自覚的に生きるということは難しいのだとため息をついているだけです。
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選挙 [DVD]
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想田和弘監督の観察映画。音楽による演出は一切なく、徹頭徹尾監督の視点で撮られたドキュメンタリー映画。見終わった後、日本の選挙風土の貧困さが浮かび上がる。この国に民主主義はない、ということを改めて確認し、そこから出発するしかない。その勇気を持つ人には必見の映画です。合わせて『選挙2』もどうぞ。
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マックス ヴェーバー
ウェーバーの死の1年前、1919年、学生達に向けた講演の記録です。
一部抜粋します。

「自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が―自分の立場からみて―どんなに愚かであり卑俗であっても、断じてく挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ。」(P105〜106)

「さて、ここにおいでの諸君、10年後にもう一度この点について話し合おうではないか。残念ながら私はあれやこれやいろんな理由から、どうも悪い予感がしてならないのだが、10年後には反動の時代がとっくに始まっていて、諸君の多くの人が―正直に言って私もだが―期待していたことのまずほとんどは、まさか全部でもあるまいが、少なくとも外見上たいていのものは、実現されていないだろう。」(P103〜104)

10年後には、ワイマール体制は機能不全に陥り、1933年にはヒトラーが首相に就任します。

平和憲法は、日本人にとって310万人の命と引き換えに手に入れた唯一と言っていい理念であり、アイデンティティーでした。その唯一の誇りを、日本人は損得勘定で葬り去ろうとしています。言い古された言葉ですが、歴史は繰り返すのです。
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中沢 新一
小学校を卒業するころ、将来なりたい職業として思い描いていたのが、天文学者か生物学者でした。プロ野球選手は、自分のセンスでは無理だと悟りました。物ごころついたころから興味があったのは宇宙や昆虫や植物の世界でした。そんなわけで南方熊樟に出会うのは必然的な成り行きだったのです。人間は言葉によって世界を把握しますが、それ以外の把握の仕方があるはずだと、ずっと思ってきました。南方熊樟は、小林秀雄と同じく、直観による世界の把握の仕方を教えてくれました。この本は、言葉によって構成された世界秩序の外に出て、世界を改めて考えたい人に大いなるヒントをあたえてくれます。安倍政権によるゴキブリのフンのような、あまりにばかばかしい政治状況を見せつけられているので、精神の衛生学として一気に読みました。
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こどもの教育から裏金を使ったオリンピック誘致、原発再稼働、戦争準備から武器の売却、安倍政権の裏の権力としてメディアに絶大な影響力を行使する電通。私たちは電通が作り上げた「箱」の中でいいようにマインドコントロールされている。自分の意見だと思っていたものが、実はそう思わされていただけだということに気づかなければならない。音楽をはじめとする芸能情報、その中で踊らされるミュージシャンやタレント、果てはデザイン業界までを席巻する。今や電通の介在しないメディアはないと言ってもいい。利権あるところに電通あり、です。
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前作『日本はなぜ「基地」と「原発」止められないのか』に続く著者渾身の力作。自分の人生を生きたい人にすすめます。ただそれだけです。18歳で選挙権が与えらる高校生が政治を考える際の基本的なテキストになる日がくるといいですね。無理でしょうが。これ以上余計なコメントはしません。まず手に取ってみてください。
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メディアで取り上げられるよりはるか前から日本会議の存在について私は言及していました。電通と同じくタブー視するメディアには心底失望したものです。報道すればタブーはタブーでなくなるのです。何を恐れているのでしょうか。干されれば、何とか生活をする工面をすればよい。それだけのことです。
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磯崎新
帯に「祝祭都市にスタジアムはいらない」とあります。そもそも2020年まで天災と原発事故をやり過ごし、経済危機を乗り越えて存在しているでしょうか。極めて怪しいですね。偶然書店で手に取って読みました。彼の文章を読むと、建築は現世の権力に奉仕するものではなく、想像力の王国を作るものだと思わされます。建築にそれほど興味のない人でも、読めます。いや、いつのまにか引き込まれているでしょう。
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難関中高一貫校で学び、東大に合格しても、それはもはや知性のバロメーターではありません。この本に書かれていることが真実だと見破れることこそが本物の知性です。ニセの知性は既得権益を守るためにはどんな屁理屈でもひねり出します。おまえは何も知らないと言って他人を見下し、金と権力におもねるのです。ニセの知性は理想の灯を掲げることができません。「脳内お花畑」などという幼稚な言葉を使って揶揄するしかないのです。彼らの決まり文句は、他国が攻めてきたらどうするのかという、それこそ「脳内お花畑」的なものです。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは、まさに至言です。
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私の元塾生の縁でお会いしたことのある烏賀陽弘道氏の渾身のレポート。事実を丹念に調べ上げ(これがジャーナリストの本来やることです)事実をして語らしめることのできる稀有なジャーナリスト。この本を読まずに福島第一原発の事故の本質に迫ることはできない。ダブル選挙の前に一人でも多くの国民が読むことを期待します。
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松岡正剛氏の本はどれも面白く、シリーズの千夜千冊を除けばほとんど読んでいます。『多読術』は、高校生にぜひ勧めたいと思います。高校時代に、この本を読んでおくと、さまざまな分野の知的見取り図を手に入れることができます。学校の授業だけではなく、この本を手掛かりにして知の荒野に歩みを進めてほしいと思います。
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安倍首相は「この道しかない」と言って消費税を上げ、集団的自衛権の行使を可能にする閣議決定をし、公約とは正反対のTPPを批准することで、日本の文化=アイデンティティーを破壊しようとしています。

もし私たちが生き延びたければ、そのヒントがこの本の中に書かれています。日本は超大国の「夢」を代弁するだけの国になってはなりません。
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山本氏の国会での質問を、本になって改めて読み直して感じることは、文字通り「みんなが聞きたい」質問をしてくれたということです。安倍首相が小学生に「なぜ政治家になったのですか」と質問された時、「父親も祖父も政治家をしていたからです」と答えていました。小学生相手に、何と言う悲しい答えでしょうか。語るべき理想を持たない政治家など、所詮は官僚に利用されるだけです。それに対して、山本氏には語るべき理想がある。「政治なんてそんなものさ」というリアリストが発散する腐臭を吹き飛ばすさわやかさがある。それは、彼の身体には収まりきれない理想が持つ力そのものです。彼は言います。「力を貸してほしい。少なくとも、あなたが必要だと思われる社会、私が必要だと思われる社会を作っていきたい。そう思うんです」と。日本の総理大臣にふさわしいのはどちらでしょうか。
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ジョン・W・ダワー,ガバン・マコーマック
おそらく、日本人自身よりも海外の知識人のほうが、日本の問題を正確にとらえていると思わせる本です。読み終えて何気なくテレビを見たら、わが大分県選出の国会議員、岩屋毅氏と江藤晟一氏が、2016年ミスユニバース大分県代表を選ぶ催し物に出ていました。名誉顧問だそうです。いかがわしい宗教団体をバックに票を稼ぐだけでは飽き足らず、こんな大会に顔を出して名前を売ろうとする。大分市長の佐藤樹一郎氏も出席していました。このお三方は、こんなことをするために国会議員や市長になったのでしょうか。国民の税金を使ってやることといえば、テレビに出演してにやけた顔をさらすことでしょうか。もう物事の軽重が全く分かっていません。せめてこの本くらい読んではどうでしょうか。私はこの本に書かれていることの大部分に賛成です。
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出版されてすぐ読みました。国会で、読んでもいないのに、安倍首相が躍起になって否定した事実が書かれています。蓮池氏はあちこちから人格攻撃の対象とされてきましたが、自分にも落ち度があったと認めています。自分は総理大臣なのだから落ち度はないと居直る人間とは好対照です。この本を読んで、拉致問題について今一度国民が考えることを望みます。
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渡邉 格
2年半ほど前に求めて、一気に読みました。マルクスの『資本論』の中に書かれていることを、著者が自分なりに消化し実践していく過程が書かれているので、一種のドキュメンタリー文学として読めます。きっと著者と同じ思いの若者は全国にたくさんいると思います。かけがえのない一回きりの人生を、充実して生きたいと思っている人に勇気を与える本です。
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今年度ノーベル文学賞受賞作品。チェルノブイリは言うまでもなく、フクシマでさえ人々は忘れたがっています。もう過去のことだと言い聞かせて。しかし、過去のことではなく、まぎれもない現在進行中の現実であり、私たちが生きている世界そのものです。この本を読んだ後、橋下徹が御堂筋をイルミネーションで照らし出し、F1カーに乗って写真を撮っているところを見ました。その時のセリフ。「大阪はここまでできる!」

もう何と言うか、別世界を生きている人間です。彼の発する言葉は文学とは無縁です。人間が言葉を持ったのは、言葉にしがたいものを言葉にしようとするためです。政治家が発する言葉の軽さと言ったらありません。それだけ現実も軽いものになったということでしょう。
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鈴木大拙の言わんとすることが、ようやくわかりかけてきました。年齢を重ね、日本文化の基底にあるものをじっくり味わうことで開示される世界があるのです。日々の生活に追われていては、この本を読み、味わう暇などないでしょうが、それだからこそ手に取ってみてはいかがでしょう。
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人間は、条件次第で、喜々として殺人を犯す。そして、その条件を整備しつつあるのが、安倍政権とその背後でうごめく『日本会議』である。このことに気づいていても、「配慮する」ことを最優先して報道しないメディア(特にNHK・読売新聞・産経新聞)。そしてそこに寄生する学者やコメンテーター、芸能人。このドキュメンタリー映画は、彼らの自画像である。たまには、自らの顔をじっくり眺めてみるがよい。
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私が長年考えてきた問題を解明するヒントになりました。ブログで書いたように、まず感情を基にした結論があって、それを正当化するために人は「知性」を動員するという、ごく当たり前のことが書かれている。つまり、知の粉飾決算報告書である。
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中村 好文
中村さんの著作の中では、個人的に最も好きな本です。読んでいるだけで楽しくなります。限りなく優しい、でも、痛烈な文明批評です。これからの生き方のヒントが満載です。それを一人でも多くの人と分かち合いたいと思い、中村好文論・その3の中で引用させていただきました。
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暮らしを旅する
暮らしを旅する (JUGEMレビュー »)
中村 好文
以下は私がアマゾンのレビューに投稿したものです。再録します。
「もし人に幸福な生き方があるとしたら、中村好文さんのような生き方だろうと、ずっと思ってきました。
建築雑誌をパラパラとめくりながら、ふむ、と思って手が止まると、そこには必ずと言っていいほど中村さんの設計した住宅がありました。
文は人なりと言いますが、その人の書く文章のエッセンスがこれほど見事に建築にも表現されている例はめったにありません。
建築に限らず、食の分野でも、ことばと実物の乖離がはなはだしい時代に、中村さんの設計した住宅や美術館に出会うと、どこか安心するのですね。
そういうわけで、著者の本はすべて読ませてもらっています。
この本も偶然、年末に本屋さんで手に入れ、装丁やカバーの手触りを楽しみながら読んでいます。
読みながらいつの間にかほのぼのとしている自分を発見します。
一日に一編か二編を過去の記憶をたどるようにして読んでいます。
この本の平明さ、やさしさがどこから来るのか。そんなことを分析するのは野暮というものです。
とにかくこの素敵な小さな本は、旅のお供にどうぞ!とすすめたくなります。」
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中村 好文,神 幸紀
中村さんの書かれた本はすべて読みました。どの本もおすすめです。これから家を建てようと考えている人は、どの本でもいいですから、一冊中村さんの本を読んでみてはいかがでしょうか。エッセイとしても十分楽しめます。この本は北海道にあるパン屋さんの建物を作りながら、人は「パンのみにて生きるにあらず」を実践したものです。ダジャレ好きの中村さんらしい(笑)。
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中村さんの本を全部は読めないという人向けに、一冊だけ選ぶとすればこれでしょうか。普通、設計したらそれで終わりという建築家が多い中、かってのクライアントを訪問して話を聞き、それを本にしたものです。クライアントといい関係が築けてないと難しいですね。加えて自信がないとなかなかできることではありません。
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捏造された希望の向こうへ。
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    諸君はこの時代に強ひられ率ゐられて

    奴隷のように忍従することを欲するか

    むしろ諸君よ さらにあらたな正しい時代をつくれ

     

             ―宮沢賢治「生徒諸君に寄せる」

     

     

     

    私の塾教師人生もいよいよ終盤に差し掛かってきました。5年後には間違いなくこの業界から引退しているでしょう。この間、塾教師として分をわきまえない言動もありました。特に3・11の原発事故後は、たかが塾教師の分際で自分の考えを発信してきました。伊方原発差し止め訴訟の原告になり、大分地裁の裁判長に意見陳述書も書きました。安倍首相には至近距離でヤジも飛ばしました。

     

     

     

    「たかが塾教師の分際で」と書きましたが、「たかがタクシー運転手」であろうと、「たかがお笑い芸人」「たかが自衛隊員」「たかが警察官」「たかが弁護士」「たかが医師」「たかが総理大臣」「たかが裁判官」「たかがノーベル賞作家」であろうと、私は職業に関係なく言説はその言説の価値のみで平等に扱われるべきだと考えています。

     

     

     

    もちろん中身を検討すれば価値の優劣はあります。すべての言説が等価であると考えるのはおふざけに過ぎません。しかし、民主主義社会は「肩書」や「立場」の奴隷になることなく、人々が自らの意見を表明することでかろうじて存在できるのです。

     

     

     

    こういう考え方は子供っぽいと言われればその通りです。しかしこの認識の裏には、「現実」を子供っぽく信じることができないがゆえの絶望が張り付いています。

     

     

     

    権力や地位や名誉を求めることに生来関心がなかったこともありますが、それを追い求めている人間たちがつまるところ自己中心主義者に過ぎず、他者の抱いている価値や痛みに何の関心もないことが経験によって分かったのです。

     

     

     

    その証拠に、彼らは他者の惨状を見て慟哭すべき時に酒を酌み交わし談笑しているのです。彼らが葛藤から無縁でいられるのは、彼らの唱える主義主張が他者への冷酷な無関心と張り合わせになっているからです。

     

     

     

    では「他者への冷酷な無関心」はどのようにして生まれるのでしょうか。子供を育てる親の問題や生得的な要因もあるでしょうが、匿名のシステムとしての学校教育の影響が特に大きいのです。それを人生で初めて自覚した時のエピソードを話しましょう。

     

     

     

    あれは上野丘高校の3年の時です。私は鬱屈した心情を抱えて無気力な高校生活を送っていました。そんなある日、何がきっかけか忘れましたが、同じクラスのK君が教壇に立って話し始めました。ベトナム戦争について滔々と語るK君の表情は真剣でした。あれからおよそ半世紀が経過しますが、その時の記憶はいまだに鮮明です。

     

     

     

    K君は私と同じ陸上部に所属する長距離ランナーでしたが、勉強面では落ちこぼれと言ってもいい状態でした。そのK君が、信じられないほど明晰かつ論理的に政治について自分の考えを述べたのです。これほど中身のある話をするには、かなりの本を読み、日ごろから政治について関心を持っていなければできないはずだと感じました。

     

     

     

    ところが、K君が話している間、ほとんどの生徒は関心を示しているようには見えませんでした。それどころか、K君が話し終わった後、バカにするような冗談を言う人もいました。「勉強せんか」「頭わるいくせに」という言葉に私は傷つきました。私が学年でただひとり卒業アルバムを買わなかったのも、今思うとその時のことがあったからかもしれません。

     

     

     

    そしてふと思います。K君が今上野丘高校の教壇に立ち、同じ話をしたら共感する生徒がいるだろうかと。東大や九大に多くの合格者を出す高校に所属していることでケチなプライドを満足させている人間は、なによりもまず相手の成績と序列を意識するのです。それはもはや若者ではなく小才の利いた小役人、官僚予備軍に過ぎません。

     

     

     

    皮肉ではなく、私はこういった経験を積めただけでも上野丘高校に通ってよかったと思います。匿名のシステムを動かしている無意識的な思考を友人や教師の中に垣間見ることができたからです。しかしそれを経験するためにだけ学校に行く価値があると考えるのはマゾヒストです。

     

     

     

    おそらく今の上野丘高校の生徒さんたちは、礼儀正しく、優しく、ユーモアもあり序列主義を痛切に意識させられながらも楽しい学校生活を送っていることと思います。

     

     

    しかし、政治についてどのような態度をとるかが知性のバロメーターだ、というような考えは聞いたことがないか、受け入れられないでしょう。彼らにとって勉強とは受験勉強のことなのですから。K君の話は「勉強」とは関係ないというわけです。

     

     

     

    しかし、私はその人の政治意識こそが知性を証明するものだと思っています。「政治の話はあまりしたくないので」という前口上を言う人で、知的な人に会ったことがありません。マックス・ウェーバーも言っているように、政治こそ文化の最高形態なのです。もちろんTPOを考慮する必要はありますが。

     

     

     

    私は政治とは何かについてブログに書いています。再掲しますのでお読みください。

     

     

     

    「そもそも政治とは、国民に対して、誰もが不可能だと思っていることを可能であると実証して見せる営みを指す。すなわち、現実を絶対化し、その改変を試みる勇気を持たない人間に対して、「現実」は一部の人間の利益に奉仕しているだけであり、したがって取るに足らない思いこみであり、一時的な夢だと喝破して見せることこそが政治の使命だ。」

     

     

     

    大分地裁裁判長への意見陳述書http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=426

     

     

    大分地裁佐藤重憲裁判長、伊方原発差し止め却下。http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=520

     

     

     

    さて今回のタイトルに話を戻します。

    「捏造された希望」とは、学校という制度の中を通過する間に、いつの間にか自分のものだと思い込まされた「希望」のことです。優秀な子供であればあるほど、人生の早い段階から周囲の大人や教師から期待され、それに応えている間に本当に自分のやりたいことを見失ってしまうのではないか、と問いかけたいのです。もちろん顰蹙を買うのを覚悟で言っています。

     

     

     

    匿名のシステムである学校は社会の必要から生み出されました。だからこそ、それは生徒一人一人の個性に寄り添うようには設計されていないのです。「捏造された希望」が必要になる所以です。

     

     

     

    私は塾を始めるとき、生徒に「捏造された希望」を押し付けないということをモットーにしていました。それゆえ東京にあこがれ、「名前が売れている」という理由だけで早稲田大学や慶応大学に行きたいと言う生徒に考え直すようにと言いました。理系で成績がいいから医者になりたいと言う生徒に「君は医者には向いていないよ」とも言いました。親御さんからは独善的な塾教師だと思われていたかもしれません。

     

     

     

    そういうわけですから「目指せトップ校!」だの「祝○○高校合格!」「○○大学〇名合格!新記録!」などとやたら!マークの付いたのぼりを掲げたり、教室に大書したりすることは、生活が懸かっているとはいえ、恥ずかしくてできなかったのです。

     

     

     

    何事であれ、初発の動機は重要です。塾を商売だと割り切れば成績を上げることを売りにするのが最も簡単で分かりやすいでしょう。しかし、それでは長続きしないと考えました。それは自分がやらなくても大勢の塾経営者がやるでしょう。

     

     

     

    かくして、既存の塾を乗り越える思想を懸命に探すこととなったのです。ブランディングだのマーケティングだのと言った横文字で考えることはどこか胡散臭い感じがしました。つまりその時々のはやりの経営戦略や消費者の嗜好に迎合するのではなく、子供と遊んだり学んだりすることで人間に対する認識が深まっていくような、より普遍的な教育を目指したのです。

     

     

     

    その時に出会ったのがイギリス人の教育家A・Sニイルでした。ニイルが創設した「世界で一番自由な学校」と言われた『サマーヒル』を2度訪ね、訪問記を朝日新聞の大分版に数回にわたって連載しました。28年前のことです。インターネットもスマホもない時代でした。

     

     

     

    私にとってはA・Sニイルこそが、子供たちの個性を洞察する、「捏造された希望」を決して押し付けない教師だったのです。かの作家、ヘンリー・ミラーはA・Sニイルのことを次のように言っています。

     

     

    ‟I know of no educator in the western world who can compare to A.S.Neill. Summerhill is a tiny ray of light in the world of darkness”

     

    「西欧社会でA・Sニイルに比肩する教育家を知らない。サマーヒルは暗黒の世界に灯るかすかな光である」

     

    長くなるので、続きは次回にします。

     

     

     

    | 高校生の皆さんへ | 22:51 | comments(0) | - |
    希望を処方する。
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      電子金融空間でしか利益を出せなくなったグローバル資本主義は、今後はビッグデータによる世論誘導でこれまで以上に反倫理的な世界を作り出すでしょう。FTAやTPPは自由貿易協定という名の帝国主義に他なりません。

       

       

       

      かつて山本太郎氏が国会で指摘したように、FTAやTPPには日本語の正文がありません。正文とは誤訳や齟齬が生じないように約款を日本語にしたものです。他の加盟国には、各国の言語で正文が用意されています。しかし、日本語の正文はありません。議会で官僚が意訳した条文を形式的に審議しただけです。これだけでこの協定が国民にとっていかに危険なものか分かります。これを指摘した政治家は山本太郎氏ただ一人でした。

       

       

       

      コロナは時間はかかってもいずれ終息に向かうでしょう。しかし、終息後にコロナ以前の世界が戻ってくると考えるのはあまりに能天気です。それは投資家や経済評論家に任せておきましょう。

       

       

       

      お気づきの方もいると思いますが、私は原発事故後、世界のどこに希望を見出すかという問いをめぐってブログを書いてきました。今回は、それにコロナが加わったのですが、安倍政権の卑劣さと無能ぶりが一層際立っただけで、問題の本質は変わっていません。

       

       

       

      私が身を置いているのは、地方のそのまた周縁の空き家に囲まれた小さな個人塾です。生まれつき怠け者で、それゆえ教職と公職には向かず、ただ自由でいたいと考える身勝手な人間です。そういうわけで、たどり着いたのが辺境塾教師という潜在的失業者にして余計者と見なされる職業だったのです。

       

       

       

      人が社会とかかわるためには、近代資本主義の原理に基づく組織を介して具体的な仕事をするほかないと一時は思い込まされていました。しかし幼少年時代の経験から、職業的に制度化されていないものの中にこそ自分のやりたいことがあるのではないかと感じていたのです。要するに、偶然と運に導かれて塾教師の道を選んだに過ぎません。

       

       

       

      そんな私がこの業界で感じたのは、小学校から大学まで学び続けても、多くの人は考えたことがほとんどないのではないかという疑念でした。考えるとは学校で与えられた課題の解法を考えることであり、勉強は受験勉強を意味するのです。

       

       

       

      ブログで何度も指摘しましたが、受験勉強における論理的思考力とは、つまるところ「いかに出題者の意図を汲み取り、その期待に沿った答えを書くか」という「忖度競争」であり、知性とは無縁の作業なのです。それをあたかも価値のある「特殊な方法論」として売り物にしている塾もあります。

       

       

       

      かくして「忖度競争」の最終的な勝利者が「高級官僚」の世界でも、マスコミ・テレビ業界でも幅を利かせています。テレビは政権の意向を忖度し、政権は財界の意向を忖度し、財界は宗主国のアメリカ(軍産複合体と多国籍企業)のいいなりです。

       

       

       

      この自明の構造(無意識のうちに世論操作の対象になっていること)に気づきもせず、テレビを見て時間をつぶし、アスリートに自己投影してスポーツにうつつを抜かしているのが多くの国民の姿です。

       

       

       

      それもそのはず、日本の学校教育は、母国語できちんとした文章を書くことを独立した科目として教えていないのですから。これは世界標準からすればあり得ないような低リテラシー状態と言えます。批判精神は生まれる前から刈り取られているのです。勉強とは受験勉強のことだと信じて疑わない人に日本語のコミュニケーション能力などあるはずがありません。日本のメディアに取材力と批評性の両方が欠如しているのは当然です。

       

       

       

      さて、ここからは日本社会のどこに希望があるのかについて私の考えを述べます。日本の近代が行き着いた先がこの惨状であれば、それ以前に歴史をさかのぼるしかありません。そうして発見した希望の処方箋を以下に箇条書きにしてみます。

       

      希望の処方箋1国家の政策に左右されない電力と食料の自給圏を作る。

       

       

      希望の処方箋2自給圏を次世代に残すために、その土地の風土や文化に根差した徹底した分権的な教育を実施します。中央集権的教育の象徴である「全国小学生共通学力テスト」の欺瞞と不毛を思え。

       

       

      希望の処方箋3文部科学省を廃止する。これは福沢諭吉も言っていたことです。透明で公平な予算配分機能だけを残し、教育の内容には一切干渉させないこととする。教科書も教育の中身も教師・親・生徒が議論して作る。このこと自体が教育になります。

       

       

      希望の処方箋4:教育費を完全無償化する。全国すべての公立学校の建物を再考し、芸術性のあるものに建て替える。戦争経済を国のエンジンに据えるのではなく、教育国家として生きることを世界に向けて宣言する。

       

       

      希望の処方箋5コロナ禍が明らかにしたことは、世界政府の必要性です。これから襲い掛かる可能性のある感染症のパンデミックや自然災害に備えるために一日も早く世界政府を構想すべきです。そういった状況の中で憲法9条は新たな価値を帯びてくるでしょう。

       

       

       

      希望の処方箋は空想物語ではありません。財界とカルト教団の使い走りに過ぎない戦争屋の安倍政権を打倒し、山本太郎を総理大臣にすれば可能です。1〜5の処方箋のすべてを実現できる構想力と実行力を持っているのは彼一人です。MMT理論で財政的な手当てもできます。18歳で選挙権を手にしたすべての心ある高校生は団結して彼を支持しよう。

       

       

       

      詳細は以下の過去記事をお読み下さい。できればすべての人に、とくに有権者となる高校生の皆さんに読んでもらいたいと思います。

       

       

      『私たちはどこから来てどこへ行くのか』

      http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=93

       

      『100年後の生存戦略−その2 教育・国宝 閑谷(しずたに)学校』

      http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=488

       

      『100年後の生存戦略−その3 教育・「ラコリーナ」』

      http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=446

       

      感染症や自然災害から国民の命を守るのも国防です。いや、国防そのものです。

       

      『100年後の生存戦略−その1・国防』

      http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=199

       

      | 高校生の皆さんへ | 23:52 | comments(0) | - |
      高校生の皆さん、今が考えるチャンスです。
      0

         

        高校生がやるべきことは、少しでも偏差値上位の大学に合格するため、世界に目を閉ざして受験勉強に励むことではありません。それでは皆さんの能力や可能性のごく一部しか発揮できません。すでに過去のものとなった日本社会の匿名のシステム(だれも責任を取らずにもたれあって破滅への道を進むシステム)に過剰適応することは人生の無駄です。ではどうすればいいのか。私の答えは次回書きます。

         

         

         

        その前に、以下の事実について皆さんはどう考えますか。

         

        1:コロナ危機に際して、効果の無いマスクに466億円、数さえそろえておけばいいと言い放つ「高級官僚」。経済財政諮問会議の旗振りで感染症の病床を減らすために644億円。さらに感染終息後に使う旅行、飲食支援に1兆7000億円。2018年までに463兆円の内部留保をため込んでいる大企業に返済不要の出資1000億円。その一方で学費支援に7億円。

         

         

         

        2:4月29日の参議院予算委員会における国民民主党の森ゆうこ議員の安倍首相への質問。

         

        「感染状況が(緊急事態宣言の解除や延長を判断する)ひとつの要素だって、さっき言っていましたけど、いったいどれくらいなんですか? いったいどれくらいの国民が感染しているんですか? このコロナウイルスに。いま現在」

         

         

        新型コロナウイルス対策費を盛り込んだ補正予算案を審議している予算委員会の場です。当然、安倍首相は即答できなければなりません。しかし、1分以上にわたって答えに窮してしまったのです。要するに日本政府はCOVID19の感染者数を把握していないことが明らかになりました。緊急事態宣言を出し、自宅待機と自粛を求めた根拠はなんだったんでしょう。さらに自宅待機と自粛を解除するめどをどうやってつけるつもりでしょうか?

         

         

         

        3:CNNによると、5月1日、韓国は新たな感染者がゼロになりました。ロックダウンも緊急事態宣言もせず政府が一度も閉店要請もせず終息。国が大量にPCR検査をし、陽性者を割り出し、自主も含めて隔離を徹底させたのです。全国に600か所の検査センターと60か所のドライブスルーで検査を徹底させました。よって経済も大打撃なしです。

         

         

         

        4:5月1日 AFPによると、米国家情報長官室(ODNI)は4月30日、世界各地で猛威を振るっている新型コロナウイルスについて、中国が起源だが人工的なものでも遺伝子組み換えのものでもないとの結論に達したと発表しました。

         

         

         

        以上挙げた4つの事実を見ただけでも、高校生は政治に興味を持つべきではないという意見が、いかに間違ったものかわかると思います。英語の民間試験の活用と言い、共通テストの記述問題の杜撰さと言い、休校の決め方と言い、すべて政治問題です。政治に無関心な高校生、特に進学校の生徒さんたちの政治意識は世界の高校生から見ると、自分の人生をひとまかせにしている幼児のように見えていることを知らなければなりません。

         

         

         

        さて、最後におまけです。安倍首相は明日の憲法記念日に「緊急事態条項」を憲法に盛り込む必要性を訴えるようです。高校生の皆さんは、緊急事態宣言との区別はついているでしょうか。これを混同するようでは、皆さんは政治意識も歴史意識もない単なる物まねが得意なサルだと言われても仕方ないでしょう。ぜひ以下の動画を見て学習してください。

         

         

         

         

        | 高校生の皆さんへ | 22:05 | comments(0) | - |
        世界はどこへ向かっているのか。
        0

          消費社会のイデオロギーは空気のように存在しています。それはイデオロギーだと指摘しても、はあ、イデオロギーって何?という返事が返ってくるくらい、血液のように私たちの体を巡っています。

           

           

           

          しかし、体中に銃弾を食らい、13年間も投獄された後、ウルグアイの大統領になったホセ・ムヒカ氏は消費社会のイデオロギーが人間から幸福を奪い、世界をずたずたにしていることを見抜いています。「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」と。

           

           

           

           

           

          先進国の大統領で同じような経験をした人は皆無です。その経験は空前絶後というか、そこからくみ上げた思想も同じように異色です。あらゆる面において、わが日本の首相の対極にいる人物です。

           

           

           

          異色と言っても、ホセ・ムヒカ氏が到達した思想は、心が正しい位置にあれば、誰もがわかる普遍的なものです。以下さわりだけ『悪役 世界で一番貧しい大統領の本音』から引用します。この本は、「世界はどこへ向かっているのか」という問いに答えを出したいと思っているすべての若者にヒントを与えてくれます。

           

           

           

          ― 私はいつも、自分に回ってきたことはすべて責任をもってやってきた。歴史における偶然という現象についても説明する必要がある。私が生きているのも偶然だ。世の中には想像を超えた出来事、つまり偶然が存在している。偶然なんか存在しないなんていうのは真っ赤な嘘だ。因果と偶然、この二つは確かにこの世に存在している。もし私が獄中生活を経験しなかったら、これまでの私の人生は違うものになっていただろう。尻の穴が半分引き裂かれたようになっていたかもしれない。昔は私もこうではなかった。これが、私が若者に伝えようとしてきたことなんだ。挫折から起き上がること。人は生きているとかなりの回数の挫折を経験する。だが、そこから何度も何度も這い上がることが大事なんだよ。

           

           

          ― 戦う前から負けたと思うような連中を見ているとむかむかするんだ。勝ったことをひけらかす必要はないが、絶対に勝つと信じて前を向いて進み、人生に意味を与えなければならん。それと同時に、完全に勝利するなんてできっこない。だって、人生みたいな複雑な現象に、どうやったら勝ったと言えるんだい?それでもなお、人生という冒険に意味を与えることが大事なんだ。情熱をもって、物質的な欲望を超えて生きなければならない。意欲的に生き、何かに力を注ぐということは、何でもかんでもやればいいということではないぞ。確実に言えるのは、私は今人生を最高に楽しんでいるということさ。

           

           

           

          以下は、2012年のリオ会議(地球サミット)で行ったホセ・ムヒカ氏のスピーチです。ご存じの方も多いと思いますが、コロナが蔓延する世界の中で、私たちがどこへ向かっているのかを端的に指摘しています。最初の挨拶はカットしています。

           

           

          ― 頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。

          午後からずっと話されていたことは、持続可能な発展と世界の貧困を無くすことでした。私達の本音は何なのでしょうか? 現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか? 質問をさせてください。

           

           

          ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、この惑星はどうなるのでしょうか。息をするための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を、世界の70億〜80億人の人達ができるほどの原料が、この地球にあるのでしょうか?

           

           

          それは可能ですか? それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

          なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか? マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが、無限の消費と発展を求めるこの社会を作ってきたのです。マーケット経済がマーケット社会を作り、このグローバリゼーションが、世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

           

           

          私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか? あるいは、グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

           

           

          このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で、「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか? どこまでが仲間で、どこからがライバルなのですか?

           

           

          このようなことを言うのは、このイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません。政治的な危機問題なのです。現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。

           

           

          私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球へやってきたのです。

           

           

          人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。ハイパー消費が世界を壊しているにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が世界のモーターとなっている世界では、私たちは消費をひたすら早く、多くしなくてはなりません。

           

           

          消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。このハイパー消費を続けるためには、商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間も持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!

           

           

          そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので、作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいることに、お気づきでしょうか。

           

           

          これは紛れもなく政治問題ですし、この問題を別の解決の道に進めるため、私たち首脳は世界を導かなければなければなりません。なにも石器時代に戻れとは言っていません。マーケットを再びコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

           

           

          昔の賢明な方々、エピクロス(古代ギリシャの哲学者 快楽主義の祖)、セネカ(小セネカとも:古代ローマの哲学者で、皇帝ネロの家庭教師を務めた)やアイマラ民族(南米の先住民族)までこんなことを言っています。

           

           

          「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」。これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。国の代表者として、リオ会議の決議や会合に、そういう気持ちで参加しています。

           

           

          私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことをわかってほしいのです。根本的な問題は、私たちが実行した社会モデルなのです。そして改めて見直さなければならないのは、私たちの生活スタイルだということ。

           

           

          私は、環境に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。しかし、世界でもっとも美味しい牛が、私の国には1300万頭もいます。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は牛肉やミルクの輸出国です。こんな小さい国なのに、領土の80%が農地なのです。

           

           

          働き者の我が国民は、毎日一生懸命に8時間働きます。最近では6時間だけ働く人が増えてきました。しかし6時間労働の人は、その後もう一つの仕事をし、実際には更に長く働かなければなりません。なぜか? 車や、その他色々なものの支払いに追われるからです。

           

           

          こんな生活を続けていては、身体はリウマチに全身をおかされたがごとく疲弊し、幸福なはずの人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。そして、自分にこんな質問を投げかけます。「これが人類の運命なのか?」私の言っていることはとてもシンプルなものです。

           

           

          発展が幸福の対極にあってはいけないのです。発展は、人類の本当の幸福を目指さなければならないのです。愛、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。幸福が私たちにとってもっとも大切な「もの」だからなのです。

           

           

          環境のために戦うのであれば、幸福が人類の一番大事な原料だということを忘れてはいけません。

          ありがとうございました。

           

           

           

          | 高校生の皆さんへ | 12:16 | comments(0) | - |
          高校生の皆さんに考えてもらいたいこと。
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            安倍首相の唐突な休校要請から一か月以上経ちました。大分市内の小中学校は5月の連休明けまで休校を延長したのですが、高校は4月8日から再開しました。そして今日、4月16日、再び休校となりました。

             

             

             

            報道によると「県は17日から高校など県立学校を再び臨時休校にすると発表した。5月1日まで。県内で4月15日に新型コロナウイルス感染者が新たに5人確認され、現時点で感染経路が不明のため。」とのことです。

             

             

             

            私は高校生を小中学生と区別する理由がわかりません。特に高校生の場合、電車通学の人もいます。活動範囲が小中学生よりも広いわけです。コロナウイルスに感染するだけでなく、感染させる危険性も高くなります。

             

             

             

            茨木県では高校生の有志80人がストライキをして県に抗議し、休校を延長させました。まともな高校生もいるのですね。大分県でも二人の女子高校生が学校再開に反対する署名を2,000筆集めて教育委員会に提出しましたが、聞き入れてもらえませんでした。

             

             

             

            まともな記者がいれば、どのような比較考量を行って、つまり、何と何を天秤にかけてこのような結論に至ったのかを取材したいと考えるはずです。それこそが勇気をもって反対署名を集めた女子高生に応えることであり、ジャーナリズムの責任を果たすことになるはずです。それを追求すれば、今の世界の本質が見えてくるはずです。

             

             

             

            しかし、企業内ジャーナリストの中には、忖度が得意でも、そんな感度を持った人はいません。今やジャーナリズムは「両論併記」し「賛否が分かれている」と書きさえすれば給料をもらえる仕事に堕しています。さらに、教員採用試験の不正に絡んで地元紙のエライさんと県の教育委員会は持ちつ持たれつの関係にあったわけですから、そんな取材ができるわけもありません。

             

             

             

            私は今回の件で、塾の高校生とメールを通じて「学校は再開されても、どうせすぐにシャットダウンされるよ」と話していました。その通りになりました。大分県の教育委員会の無思想というか見識のなさは今に始まったことではないのです。一つだけ例を挙げます。

             

             

             

            2017年、北朝鮮がグアム島周辺への弾道ミサイル発射計画を予告したことを受け、大分県立大分豊府高校は10月に予定していたグアムへの修学旅行を中止しました。そして行き先を福島県に変更したのです。同校は10月23日に臨時の保護者会を開いて経緯を説明しました。阿部尚人教頭は「楽しみにしていた生徒には申し訳ないが、生徒の安心・安全が第一。緊迫した情勢を考え、やむなく行き先変更を決めた」とのことです。(朝日新聞の記事より)

             

             

             

            なるほど。コロナウイルスに感染する危険よりも、北朝鮮のミサイル発射予告のほうが危険だと判断したのですね。キムジョンウンのいつもの脅しを信じたわけです。県の教育委員会に多くは期待しませんが、当時、国際線の飛行機は普通に運行していました。さらに、安倍総理は危機を煽りながら自身はゴルフに興じていたのです。豊府高校の保護者に聞いたのですが、保護者会では一方的に中止を宣言しただけだったそうです。

             

             

             

            興味のある方は以下の記事をお読み下さい。2017年4月23日のブログです。

             

             

             

            『現代の戦争に偶発はない、すべて営利行為である。』

            http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=339

             

             

             

            前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。民間企業であれ国であれ、トップに立つ者の見識や力量で私たちの生活は180度変わります。いや、命にかかわります。高校生の皆さんはぜひ以下の動画をご覧ください。これは今から5年前にビルゲイツ氏が話していたものです。日本のトップは、コロナウイルスの防疫に関して、中国からも、韓国からも、台湾からも、フランスからも、イタリアからも、イギリスからも、ドイツからも何一つ学んでいません。今日もテレビではPCR検査や休業補償について論じていました。私は絶句し、テレビのスイッチを切りました。

             

             

             

             

             

             

            | 高校生の皆さんへ | 22:52 | comments(0) | - |
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