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《目次》
プロローグ
第1章 テレビマンとは何者か
第2章 大事なのは、誰と仕事をするか
第3章 表現とタブー
第4章 放送は常に未完である
第5章 世の中には理解不能な現実がある
第6章 ドキュメンタリーを、誰が求めているのか
第7章 「ダメモト」が表現世界を開く──〈司法シリーズ〉のこと
第8章 「ドキュメンタリー・ドラマ」とは何か
第9章 あの時から、ドキュメンタリーは閉塞した世界だった
第10章 題材は探すのではなく、出会うもの
第11章 組織の中の職人は茨の道
第12章 「わかりやすさ」という病
第13章 樹木希林ふたたび
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まず私たちの生命と暮らしを脅かす事実を知ること。それにたいしてどのような認識を持つのか。この国のみならず、世界を壊滅させる災厄とどう向き合うのか。次世代に対してどう責任を取るのか、そもそも責任を取れるのか。自分に何ができるのか。この現実にどう向き合うのか。それを教えるのが教育のはずだが、この国には教育も哲学も存在しない。
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小出 裕章,渡辺 満久,明石 昇二郎
原発よりもはるかに危険な六ヶ所村再処理工場。私たちの日々の生活が薄氷の上で営まれていることを痛感させられる。同時に、この国には「国民の生命・財産・自由を守り抜く!」と威勢のいいことを言う総理大臣と無能の政治家しかいないことに絶望する。核燃料サイクルと言い、下北半島の再処理工場と言い、3兆円以上の国民の税金がつぎ込まれ、いまだ後始末も将来の見通しもたっていない現実をどう考えているのか。彼らは核兵器を持ちたいという願望と税金をロンダリングして私腹を肥やすことしか眼中にない。北海道の地震だけに目を奪われてはならない。六ヶ所村は今回の震源地の目と鼻の先にあるのだ。
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D.J.ブーアスティン
私にとっては古典の中の古典。三度読みました。そしてその慧眼にいまだに驚いています。
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殺人犯はそこにいる (新潮文庫)
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清水 潔
ジャーナリストと称する職業がある。自称ジャーナリストもいれば、テレビのコメンテーターとしてリベラルに媚びる政権批判をし、名を売り、講演で稼ぐ職業をジャーナリストと呼ぶ者もいる。とんだ茶番である。ジャーナリストとはどこまでも「事実」を追いかける。テレビに出て能天気な解釈や感想を垂れ流している暇などないはずだ。ジャーナリストを志す若い人には清水氏の著作は避けて通れない。その名に値する本物のジャーナリストがここにいる。
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福田 直子
おそらく自民党・安倍政権はSNSを駆使し、分析するデータサイエンス(日本版なのでレベルはまだ低いですが)の重要性に着目し、選挙にどうすれば勝てるか、自分たちに有利な世論を形成し、国民を誘導・分断するにはどうすればいいのかが分かっているのです。そのためのノウハウも蓄積しつつあります。安倍首相の貧困な語彙力からは想像できないカタカナ言葉を聞いていると、それがSNSを分析している集団から教えられたものであることがよくわかります。ただ彼らの致命的な弱点は将来の社会を導く理想がないことです。おそらく、思いもかけない結果が待っていることでしょう。なぜなら、所詮、彼らはアメリカとビッグデータの奴隷でしかないのですから。これからの政治は、好むと好まざるとにかかわらず、この本に書かれていること抜きには語れなくなっているのです。
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安倍政権に対するメディアの忖度が云々されていますが、元々同じ穴のムジナなのです。忘れてならないのは、日中戦争から太平洋戦争にかけて、日本の世論と新聞のほぼ全部は好戦的・拡張主義的だったのです。しかも、当時はまだ言論統制体制が発足していなかったのです。この本は、そうした「一貫して好戦的な世論とそれに便乗する新聞」が先導し、近衛文麿はじめ文民政治家がそれに便乗、軍部がさらに便乗、という構図を一次資料で克明に論証しています。安倍政権を支持するネトウヨの皆さんの日本語力では、まともな読解は無理ですので勧めません。一方、正確な歴史を知るためには「世論」の不気味さを知ることだと気づいている若い人には是非一読を勧めます。
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茫漠の曠野 ノモンハン
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松本草平
著者は大分市にある『天心堂へつぎ病院』の院長、松本文六氏の御尊父、松本草平(本名松本弘)氏です。詳しくは、ブログで紹介したいと思いますが、第一次資料として極めて価値の高いものです。40年ぶりに復刻版を出された松本文六氏と出版社に感謝する他ありません。
戦略も何もない、無謀・無慈悲な戦争を語り継ぐことは、最も崇高で重要な人間の営為だと私は考えています。作家の司馬遼太郎氏は、電話で草平氏に次のように伝えてきたそうです。「先生の臨場感のあるノモンハン戦記に出会えて本当にありがとうございました。私は大東亜戦争の折、戦車隊の一員として従軍しましたが、先生の従軍記以上のものを創ることはできません。」と。
一人でも多くの方がこの本を読まれることを望みます。ちなみに松本文六氏は伊方原発差止め訴訟の原告でもあります。その縁で、この本に出会うことができました。
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「南京事件」を調査せよ (文春文庫)
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清水 潔
全国のネトウヨの皆さんへの推薦図書です。清水氏のこの本を読んでから、「南京事件はなかった!」「南京事件は捏造だ!」と叫びましょうネ。
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広瀬隆
広瀬氏をアジテーターだの、オオカミ少年だの、悲観主義に過ぎると言って批判する人がいる。しかし、ブログで何度も述べてきたように、真の悲観主義こそがマインドコントールによって奴隷根性のしみ込んだ私たちの精神を浄化してくれるのだ。そもそも無知では悲観が生まれようもないではないか。国などいくら破れても結構。せめて山河だけでも次世代に残そうと考える人ならぜひとも読むべき本である。いや、これから幾多の春秋に富む若い人にこそすすめたい。
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チャヴ 弱者を敵視する社会
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オーウェン・ジョーンズ,Owen Jones
【本書への賛辞】

「怒りが生んだ、最高の本」
──ガーディアン紙

最高の論争がみなそうであるように、知性に裏打ちされた怒りが本書を支えている。
──エコノミスト誌

暴動や世界中に広がったオキュパイ運動に照らして考えると、分断社会に関する著者の鋭い分析は、
不気味なほど未来を予知していたことがわかる。
──アートフォーラム誌

情熱と、思いやりと、すぐれた道徳性が結実した仕事だ。
──ニューヨーク・タイムズ紙

政治の定説を見直す大胆な試み。著者は戦後のイギリス史を縦横無尽に往き来し、
階級、文化、アイデンティティといった複雑な問題を軽々とまとめてみせ、
結果として「階級」問題に火をつけ、大きな効果をあげている。
──インディペンデント紙

いまの制度が貧しい人々を見捨てていることに対する苛烈な警告──それが本書だ。
──ブログサイト「デイリー・ビースト」

ジョーンズは、「地の塩」だった労働者階級が政治のせいで「地のクズ」と見なされるようになった経緯を見事に説明している。
──タイムズ紙

この本は、新しいタイプの階級嫌悪と、その裏にあるものを痛烈にあばいて見せてくれる。
──ジョン・ケアリー(The Intellectuals and the Masses著者)

これは「イギリスはおおむね階級のない社会である」という考え方への、論理的で情報満載の大反撃だ。
──オブザーバー紙

情熱的で示唆に富む……この声が届くことを心から願う。
──スコットランド・オン・サンデー紙
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紹介していない本が山のようにあります。数日前にこの本を本棚の奥から引っ張り出し再読しました。いや〜面白かった。。とにかくこの本のことを忘れていた自分が信じられない。読んでない人に熱烈に勧めます。ハイ。
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英語の実際的研究 (1969年)
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高校生にとって、今でも一押しの不朽の名著。でもこの本をことを知っている英語教師は少ないと思います。是非復刊してほしいものです。
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スノーデン 日本への警告 (集英社新書)
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エドワード・スノーデン,青木 理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ
2017年4月18日、朝日新聞がようやく「パノプティプコン」を取り上げました。遅すぎますね。
これから先の日本社会は、ますます荒廃が進み、国民の不満が頂点に達し、やがて爆発します。それを未然に防ぐために、国は国民の監視を強化します。
実際アメリカでは「愛国者法」により、電子メールや携帯の通話履歴が監視の対象になっています。誰が、いつ、どこで、何を読んで、誰と通信を交わしたか、すべて国に筒抜けです。
「パノプティプコン」とはフランスの哲学者フーコーが用いた概念ですが、国民が刑務所の囚人のように監視される体制を言います。監視者の姿は見えませんが、囚人は監視者不在でも、監視を意識することによって管理統制されるのです。これを「パノプティシズム」と言います。
このシステムから解放されるためには、権力がどう管理・統制しようとしているかを知らねばなりません。この本はそれを知るための第一歩です。あなたが無知のまま、奴隷の人生を送りたければ、読む必要はありません。
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A.ミラー
アリスミラーのこの本は、塾を始めるきっかけになりました。ただ生活のためだけなら、他のことをしていたでしょう。『才能ある子のドラマ』とあわせて、当時の私には衝撃的な本でした。人生はどこでどう転ぶかわかりません。人間の奥深さを知ることで、何とか自分を維持していたのです。この本を読むと当時のことが、ありありと思い出されます。ある意味で、私の人生を方向づけた本かもしれません。
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NHK「東海村臨界事故」取材班

2月18日のブログでも書きましたが、仕事のために読むビジネス書の類は、最終的には効率を重視し、最小の資本と労力の投下で、いかにして最大の利益を上げるかということに尽きていると思います。そのための働き方改革であり、そのための賃上げです。そのための人心掌握術であり、顧客対応です。ビジネス書を読めば読むほど、人間は軽薄になり、視野が狭くなっていきます。もしあなたがそれを自覚するきっかけがほしいなら、是非この本を読むことを勧めます。読書はビジネスのためにするのではないということが分かると思います。この本は私たちの日常の風景を一変させるだけのインパクトを持っています。いわば、ことばの最高の意味における「闖入者」なのです。
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服従
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瀬木 比呂志
この本はまだ発売されていません。自分で読んでいない本を推薦するのは邪道でしょう。しかし、これまでの『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(ともに講談社現代新書)に続く裁判所、司法批判の第3弾が長編の権力小説だということで、過去2冊の本の面白さからして、推薦に値する本だと思いました。『原発ホワイトアウト』の最高裁判所ヴァージョンだと思います。読んでからコメントを追加したいと思います。
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アモン・シェイ
学校なる場所に通っていた時、毎年夏になると課題図書を読んで、読書感想文を書かねばならないのが苦痛でした。課題図書の選定には学校と書店の密約があるに違いないと思っていたくらいです。

偶然巡り合った面白い本の感想を書くのならまだ我慢できたかもしれません。つくづく学校というところは、余計なことをしてくれると思ったものです。

あまりにめんどうくさいので、「あとがき」を参考に、あらすじを書いて提出したら、トリプルAをもらいました。

学校というところは、もしかしたら、人生の退屈に耐える訓練をする場所だったのかもしれません。この本を読んで、改めてそのことを確認しました。別に先生を責めているわけではありません。それほど自覚的に生きるということは難しいのだとため息をついているだけです。
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想田和弘監督の観察映画。音楽による演出は一切なく、徹頭徹尾監督の視点で撮られたドキュメンタリー映画。見終わった後、日本の選挙風土の貧困さが浮かび上がる。この国に民主主義はない、ということを改めて確認し、そこから出発するしかない。その勇気を持つ人には必見の映画です。合わせて『選挙2』もどうぞ。
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マックス ヴェーバー
ウェーバーの死の1年前、1919年、学生達に向けた講演の記録です。
一部抜粋します。

「自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が―自分の立場からみて―どんなに愚かであり卑俗であっても、断じてく挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ。」(P105〜106)

「さて、ここにおいでの諸君、10年後にもう一度この点について話し合おうではないか。残念ながら私はあれやこれやいろんな理由から、どうも悪い予感がしてならないのだが、10年後には反動の時代がとっくに始まっていて、諸君の多くの人が―正直に言って私もだが―期待していたことのまずほとんどは、まさか全部でもあるまいが、少なくとも外見上たいていのものは、実現されていないだろう。」(P103〜104)

10年後には、ワイマール体制は機能不全に陥り、1933年にはヒトラーが首相に就任します。

平和憲法は、日本人にとって310万人の命と引き換えに手に入れた唯一と言っていい理念であり、アイデンティティーでした。その唯一の誇りを、日本人は損得勘定で葬り去ろうとしています。言い古された言葉ですが、歴史は繰り返すのです。
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中沢 新一
小学校を卒業するころ、将来なりたい職業として思い描いていたのが、天文学者か生物学者でした。プロ野球選手は、自分のセンスでは無理だと悟りました。物ごころついたころから興味があったのは宇宙や昆虫や植物の世界でした。そんなわけで南方熊樟に出会うのは必然的な成り行きだったのです。人間は言葉によって世界を把握しますが、それ以外の把握の仕方があるはずだと、ずっと思ってきました。南方熊樟は、小林秀雄と同じく、直観による世界の把握の仕方を教えてくれました。この本は、言葉によって構成された世界秩序の外に出て、世界を改めて考えたい人に大いなるヒントをあたえてくれます。安倍政権によるゴキブリのフンのような、あまりにばかばかしい政治状況を見せつけられているので、精神の衛生学として一気に読みました。
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こどもの教育から裏金を使ったオリンピック誘致、原発再稼働、戦争準備から武器の売却、安倍政権の裏の権力としてメディアに絶大な影響力を行使する電通。私たちは電通が作り上げた「箱」の中でいいようにマインドコントロールされている。自分の意見だと思っていたものが、実はそう思わされていただけだということに気づかなければならない。音楽をはじめとする芸能情報、その中で踊らされるミュージシャンやタレント、果てはデザイン業界までを席巻する。今や電通の介在しないメディアはないと言ってもいい。利権あるところに電通あり、です。
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前作『日本はなぜ「基地」と「原発」止められないのか』に続く著者渾身の力作。自分の人生を生きたい人にすすめます。ただそれだけです。18歳で選挙権が与えらる高校生が政治を考える際の基本的なテキストになる日がくるといいですね。無理でしょうが。これ以上余計なコメントはしません。まず手に取ってみてください。
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メディアで取り上げられるよりはるか前から日本会議の存在について私は言及していました。電通と同じくタブー視するメディアには心底失望したものです。報道すればタブーはタブーでなくなるのです。何を恐れているのでしょうか。干されれば、何とか生活をする工面をすればよい。それだけのことです。
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磯崎新
帯に「祝祭都市にスタジアムはいらない」とあります。そもそも2020年まで天災と原発事故をやり過ごし、経済危機を乗り越えて存在しているでしょうか。極めて怪しいですね。偶然書店で手に取って読みました。彼の文章を読むと、建築は現世の権力に奉仕するものではなく、想像力の王国を作るものだと思わされます。建築にそれほど興味のない人でも、読めます。いや、いつのまにか引き込まれているでしょう。
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難関中高一貫校で学び、東大に合格しても、それはもはや知性のバロメーターではありません。この本に書かれていることが真実だと見破れることこそが本物の知性です。ニセの知性は既得権益を守るためにはどんな屁理屈でもひねり出します。おまえは何も知らないと言って他人を見下し、金と権力におもねるのです。ニセの知性は理想の灯を掲げることができません。「脳内お花畑」などという幼稚な言葉を使って揶揄するしかないのです。彼らの決まり文句は、他国が攻めてきたらどうするのかという、それこそ「脳内お花畑」的なものです。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは、まさに至言です。
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私の元塾生の縁でお会いしたことのある烏賀陽弘道氏の渾身のレポート。事実を丹念に調べ上げ(これがジャーナリストの本来やることです)事実をして語らしめることのできる稀有なジャーナリスト。この本を読まずに福島第一原発の事故の本質に迫ることはできない。ダブル選挙の前に一人でも多くの国民が読むことを期待します。
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松岡正剛氏の本はどれも面白く、シリーズの千夜千冊を除けばほとんど読んでいます。『多読術』は、高校生にぜひ勧めたいと思います。高校時代に、この本を読んでおくと、さまざまな分野の知的見取り図を手に入れることができます。学校の授業だけではなく、この本を手掛かりにして知の荒野に歩みを進めてほしいと思います。
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カント
安倍首相は「この道しかない」と言って消費税を上げ、集団的自衛権の行使を可能にする閣議決定をし、公約とは正反対のTPPを批准することで、日本の文化=アイデンティティーを破壊しようとしています。

もし私たちが生き延びたければ、そのヒントがこの本の中に書かれています。日本は超大国の「夢」を代弁するだけの国になってはなりません。
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山本 太郎
山本氏の国会での質問を、本になって改めて読み直して感じることは、文字通り「みんなが聞きたい」質問をしてくれたということです。安倍首相が小学生に「なぜ政治家になったのですか」と質問された時、「父親も祖父も政治家をしていたからです」と答えていました。小学生相手に、何と言う悲しい答えでしょうか。語るべき理想を持たない政治家など、所詮は官僚に利用されるだけです。それに対して、山本氏には語るべき理想がある。「政治なんてそんなものさ」というリアリストが発散する腐臭を吹き飛ばすさわやかさがある。それは、彼の身体には収まりきれない理想が持つ力そのものです。彼は言います。「力を貸してほしい。少なくとも、あなたが必要だと思われる社会、私が必要だと思われる社会を作っていきたい。そう思うんです」と。日本の総理大臣にふさわしいのはどちらでしょうか。
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転換期の日本へ―「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か (NHK出版新書 423)
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ジョン・W・ダワー,ガバン・マコーマック
おそらく、日本人自身よりも海外の知識人のほうが、日本の問題を正確にとらえていると思わせる本です。読み終えて何気なくテレビを見たら、わが大分県選出の国会議員、岩屋毅氏と江藤晟一氏が、2016年ミスユニバース大分県代表を選ぶ催し物に出ていました。名誉顧問だそうです。いかがわしい宗教団体をバックに票を稼ぐだけでは飽き足らず、こんな大会に顔を出して名前を売ろうとする。大分市長の佐藤樹一郎氏も出席していました。このお三方は、こんなことをするために国会議員や市長になったのでしょうか。国民の税金を使ってやることといえば、テレビに出演してにやけた顔をさらすことでしょうか。もう物事の軽重が全く分かっていません。せめてこの本くらい読んではどうでしょうか。私はこの本に書かれていることの大部分に賛成です。
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出版されてすぐ読みました。国会で、読んでもいないのに、安倍首相が躍起になって否定した事実が書かれています。蓮池氏はあちこちから人格攻撃の対象とされてきましたが、自分にも落ち度があったと認めています。自分は総理大臣なのだから落ち度はないと居直る人間とは好対照です。この本を読んで、拉致問題について今一度国民が考えることを望みます。
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2年半ほど前に求めて、一気に読みました。マルクスの『資本論』の中に書かれていることを、著者が自分なりに消化し実践していく過程が書かれているので、一種のドキュメンタリー文学として読めます。きっと著者と同じ思いの若者は全国にたくさんいると思います。かけがえのない一回きりの人生を、充実して生きたいと思っている人に勇気を与える本です。
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もう何と言うか、別世界を生きている人間です。彼の発する言葉は文学とは無縁です。人間が言葉を持ったのは、言葉にしがたいものを言葉にしようとするためです。政治家が発する言葉の軽さと言ったらありません。それだけ現実も軽いものになったということでしょう。
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人間は、条件次第で、喜々として殺人を犯す。そして、その条件を整備しつつあるのが、安倍政権とその背後でうごめく『日本会議』である。このことに気づいていても、「配慮する」ことを最優先して報道しないメディア(特にNHK・読売新聞・産経新聞)。そしてそこに寄生する学者やコメンテーター、芸能人。このドキュメンタリー映画は、彼らの自画像である。たまには、自らの顔をじっくり眺めてみるがよい。
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私が長年考えてきた問題を解明するヒントになりました。ブログで書いたように、まず感情を基にした結論があって、それを正当化するために人は「知性」を動員するという、ごく当たり前のことが書かれている。つまり、知の粉飾決算報告書である。
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食う寝る遊ぶ 小屋暮らし (JUGEMレビュー »)
中村 好文
中村さんの著作の中では、個人的に最も好きな本です。読んでいるだけで楽しくなります。限りなく優しい、でも、痛烈な文明批評です。これからの生き方のヒントが満載です。それを一人でも多くの人と分かち合いたいと思い、中村好文論・その3の中で引用させていただきました。
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暮らしを旅する
暮らしを旅する (JUGEMレビュー »)
中村 好文
以下は私がアマゾンのレビューに投稿したものです。再録します。
「もし人に幸福な生き方があるとしたら、中村好文さんのような生き方だろうと、ずっと思ってきました。
建築雑誌をパラパラとめくりながら、ふむ、と思って手が止まると、そこには必ずと言っていいほど中村さんの設計した住宅がありました。
文は人なりと言いますが、その人の書く文章のエッセンスがこれほど見事に建築にも表現されている例はめったにありません。
建築に限らず、食の分野でも、ことばと実物の乖離がはなはだしい時代に、中村さんの設計した住宅や美術館に出会うと、どこか安心するのですね。
そういうわけで、著者の本はすべて読ませてもらっています。
この本も偶然、年末に本屋さんで手に入れ、装丁やカバーの手触りを楽しみながら読んでいます。
読みながらいつの間にかほのぼのとしている自分を発見します。
一日に一編か二編を過去の記憶をたどるようにして読んでいます。
この本の平明さ、やさしさがどこから来るのか。そんなことを分析するのは野暮というものです。
とにかくこの素敵な小さな本は、旅のお供にどうぞ!とすすめたくなります。」
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「コメントを差し控える」と言うなら議員を辞めろ。
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    社会はいつも夢を見ている、いや、夢を見させられていると言ってきた。つまり、権力者や財界人・富裕層は自分たちにとって都合の悪い現実を一般庶民の目に触れないようにしてきたのだ。それでも現実と対峙する勇気のある者は、例えば以下のような本を読まなければならない。

     

     

     

     

    人間は感情が劣化すればその上に築かれるいかなる論理も空理空論になるのだ。「論理的思考とは具体例を豊富に、かつ整合的に使う思考です。なぜなら、人が生きるのは、机上の理論よりもはるかに複雑な事実の世界だからです。」と、過去記事の中で書いた。

     

     

     

    開成中学・高等学校長 − 柳沢幸雄氏を批判する。

    http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=614

     

     

     

    自民党の議員は痛いところを衝かれると「個別具体的な案件についてはコメントを差し控える」と胸を張っているが、国会は個別具体的な案件について議論する場ではなかったのか。一般論に逃げて「コメントを差し控える」のなら議員を辞めろ、と言うしかない。

     

     

     

    自民党の中にはたまに不心得者がいるのではなく、自民党という母集団が腐っているのだ。だから誰が閣僚になっても同じだ。官房機密費という国民の税金を飲み食いに使い、東京オリンピックを誘致する賄賂として使った。それをドヤ顔で暴露する馳浩知事は自民党議員の典型である。

     

     

     

    私の言っていることを疑う者は、以下の動画を見よ。これこそが国会議員の仕事であり、常に国民のことを第一に考えている政治家の顔だ。

     

    山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会(2023年11月28日)

     

    https://youtu.be/2O4Rh4JDMq4?si=0qa-zgSvbY1bP5nw

     

    | 政治 | 21:54 | comments(0) | - |
    なぜいつまでも政治にこだわるのか。
    0

      日本の政治家のほとんどは(山本太郎は例外である)記憶喪失に陥っている。だからペーパーを見なければ、どんな短い質問にも答えられない。自分自身の価値判断を、理想とする社会を、自分の言葉で語れない。

       

       

       

      あらかじめ質問内容が決まっている記者会見など、いったい世界のどの国で行われているのか。私たちは侮辱されているのだ。何もかもが茶番の社会に怒りを感じないのであれば、人間として生きているとは言えない。

       

       

       

      3・11以降、マスコミは原発事故について意志的に語らないことを選んだ。少なくとも語らないことへの暗黙の合意が業界全体に浸透していくのを放置したのだ。それは原発事故を無かったことにするという意思表示であり、忘れることへの能動的な関与に他ならない。結果、多くの人々は事故がもたらしたものとともに生きるのではなく、事故を無かったことにすること、経験そのものを抑圧することを選ぶようになった。

       

       

       

      70歳を過ぎても、私の怒りは収まらない。もちろん、日々の生活は質素でも私なりに充実した時間を過ごしている。朝起きて、ウサギとニワトリの水を換え、餌をやる。錆びたパイプ椅子に座り、朝の紫外線を身体いっぱい浴びる。さわやかな初秋の風が吹き抜けるのを感じる。晴れ渡った空を見上げる。玉ねぎの苗を植えるために畑を耕す。それが至福の時間だ。

       

       

       

      おそらく、飯館村の住民も私と同じ気持ちで日々を楽しく生きていたに違いない。ただ、豊かな実りをもたらしてくれるはずの大地が放射能に汚染されるとは思ってもいなかった。白い防護服を着た人間がある日突然やって来て、「家を捨ててすぐ避難するように」と言われるとは想像すらしていなかったはずだ。

       

       

       

      原発は決して事故を起こさない、コストも安い。そして「原子力は明るい未来のエネルギー」というフェイクを信じ込まされた。無能で無思考の政治家たちを信じた。日々の生活と政治は別物だと考え、警戒心をもたなかった。私がいつまでも政治にこだわる理由だ。

       

       

       

      一方で私はかすかな希望を捨てずにいる。それというのも、三日前の土曜日、元塾生の姉妹が遊びに来てくれたからだ。妹さんは上高に通う3年生。芸大を目指している。お姉さんは西南学院大学の2年生で、留学生たちとの交流で楽しい日々を送っている。将来はイタリアに留学したいとのこと。二人とも私の最後の塾生だった。「てっぺんめざせ」だの「めざせ県立トップ校」などと言っていたら、決して出会えない生徒だった。

       

       

       

      二人の現実を見る目は確かで、色々な話をしながらすばらしいセンスと深く物事を考える姿勢にいつも感心させられる。こんな若者がいる限り、もう少し頑張って生きようと思う。

       

       

       

      さてもう終わりにしよう。最後に感情を浄化するために、歌を二つアップしておく。私を元気にしてくれた姉妹にプレゼントです。

       

       

       

      | 政治 | 00:01 | comments(0) | - |
      政府と東電のいったい何を信じろというのか。
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        以下はジャーナリストの烏賀陽弘道氏のスレッド。とても重要なことが書かれているので引用させていただく。ちなみに、烏賀陽氏とは元塾生との縁でお会いしたことがある。拙宅に来ていただき、世間話をした。

         

         

         

        そのときの印象は一言で言えば、現代のようなフェイクニュース全盛の時代にあっては、真のモラリストはモラリストの風貌を取り得ない。その言動はむしろ反モラリストとして受け止められる。それを覚悟しているジャーナリストだという印象だった。価値判断を下す前に、まず事実をして語らしめよ、と言うのが氏の生き方である。信頼できる数少ないジャーナリストだと思う。

         

         

         

        1)1979年のアメリカ・ペンシルバニア州で起きたスリーマイル島原発事故でも、汚染水は出た。そして日本のALPSと同じようにEPICORという核種除去装置をくぐらせて核種を規制値以下にまで除去した。しかし電力会社はサスケハナ川(同原発は河川の中洲にある)への排水はしないことに決定。

         

         

        2)最初、電力会社(GPU)はEPICOR処理後の水をサスケハナ川に放出する予定だった。しかし、下流に上水道の取水口を持つランカスター市が川への排水の差し止めを求めて裁判所に提訴した。

         

         

        3)ランカスター市と電力会社の裁判は和解で終わった。しかし「たとえ環境基準を満たす水であっても、スリーマイル島原発由来の水はサスケハナ川に流さない」という和解条項を電力会社が受諾した。

         

         

        4)これがTMI(スリーマイル島)原発事故で、電力会社がサスケハナ川へのEPICOR処理水の放流を取りやめて、自然蒸発に転換した大きな理由のひとつ。

         

         

        5)もうひとつは、電力会社、地域住民、エネルギー省などの同席する対話の場が13年間に78回開かれたこと。Citizen Advisary Boardという市民委員は12人。その中には反原発運動家・市民も入っていた。

         

         

        6)このCitizen Advisary Boardは、あくまで「対話」の場であって、日本政府や東京電力の「説明会」のような「政府・東電の方針を説明する会合」とは性質がまったく違う。Citizen Advisary Boardは合意を形成するための対話の場所だった。

         

         

        7)TMI原発事故の場合は政府・電力会社が地元住民の「合意」を作ろうと努力した。日本政府はあくまで「理解を求めた」だけで「合意」が必要とは最初から一言も言っていない。だから地元漁業者が反対するなかALPS水を排出しても「え?合意が必要なんて約束してませんけど?」と逃げることができる。

         

         

        8)13年間に約78回の「対話の場」を重ねるうちに、住民と電力会社・政府の間にも信頼が成立するようになった。EPICOR水の自然蒸発処理が始まったのは、事故発生後12年目の1991年。93年に完了。これは対話の後半で合意が形成されたから。

         

         

        9)この「市民アドバイザリー委員会」との対話の場は1993年、78回の会合を経て役割を終えた。1979年の事故発生から14年後である。

         

         

        10)事情の違いを述べると

         

        汚染水の量=TMI:9000トン。福島第一:137万トン。

        メルトダウンした原子炉=TMI:1つ 福島:3つ

        デブリ=TMI:130t  福島:800t

         

        つまり同じメルトダウン事故でも、事故のスケールが桁違いに大きい。

         

         

        11)日本政府のミスはもっと早期に汚染水の処理方法を検討しはじめなかったこと。2013年12月まで汚染水タスクフォース(原子力工学者10人)は始動しなかった。事故発生から2年9ヶ月である。崩壊熱を冷やすために汚染水が大量に出ることは事故直後からわかっていたのに、時間を浪費しすぎた。

         

         

        12)事故直後にヨーイドンで処理方法を検討し始めていれば、陸上処理の可能性やその用地確保などもする余裕があったはずだ。またTMIのような地元住民との「合意形成」の場もできたかもしれない。

         

         

        13)そして重要なことを追記。TMI原発事故では、EPICOR,EPICOR2というALPSに似た核種除去装置を通した水を自然蒸発させた後のヘドロに、高レベルの放射性物質がまだ残っていた。たった9000tの汚染水でも100%除去は無理なのだ。

         

         

        14)ひとつ訂正。この汚染水をEPICOR処理したあとに残ったヘドロの高レベル放射性物質は、ワシントン州のハンフォードサイトで処理された。アイダホ州の砂漠にある国立研究所(INL)に保管されているのは取り出したデブリだった。

         

         

        15 ) TMI原発事故は、私も現場に2回行って当時の住民に話を聞いて回り、英語の資料もかなり読んだので、重要なことを書いた。日米の汚染水処理の違いである。

         

         

        以下は烏賀陽氏のYoutube動画。

         

        2023.8.26  福島第一原発 ALPS水・海洋排水に関する12の誤りを指摘する.

         

        https://youtu.be/Q4199GGE20U?si=w3vO8BjNVvMqCk53

        https://www.youtube.com/watch?v=Q4199GGE20U&t=138s

         

         

        | 政治 | 11:06 | comments(0) | - |
        3・11後、私たちは何を感じ、考え、選択し、経験してきたのか?
        0

          私には忘れられないシーンがある。あれはたしか2012年の京都での出来事だったと思う。山本太郎が腰をかがめて子供の頭を撫でながら話しかけていた。

           

           

          「そうか、東京から避難してきたんか?賢いお母ちゃんでよかったな」

           

           

          これが政治家・山本太郎を最初に見たときである。人間の本質は、他人への接し方、立ち居振る舞い、声や目の動き、ため息、涙、笑いの中に顕れる。以後11年にわたって私は彼を支持してきた。と言うより人間として彼を尊敬している。

           

           

           

          政治にかかわろうと決心した原点を彼はただの一度も忘れたことがない。消費税廃止を訴えて経済政策を前面に打ち出した時、政治家にとって心が正しい位置にあること(倫理的に傑出していること)がいかに重要であるかを痛感した。田中正造を除けば彼に匹敵する政治家は絶えていない。

           

           

           

          以下の動画をご覧いただければ、私の言いたいことが分かってもらえると思う。もちろん、一ミリも分かるどころか、反感を持つ人もいるだろう。けだし、洗脳を解くのは誠に難しいということだ。

           

           

          https://youtu.be/sCS3GSjqy1s?si=zULaNifKRJa1yN0W

           

          https://youtu.be/SNrEBfksnxQ?si=gc_WJSBf2Ywp4Csw

           

          以下は「処理水」が放出される前、6月の国会での山本太郎氏の質問。

           

          https://www.youtube.com/watch?v=8jdouyuA3Zk

           

          | 政治 | 11:07 | comments(0) | - |
          「先立つ不幸をお許しください」
          0

            この一言は、自殺する子供が親にあてた遺書の最後に書く言葉だ。この言い回しに違和感はないだろうか。なんだ、この意味不明な文は?と思ったあなたは、以下を読む必要はありません。

             

             

             

            他方、この文の意味は単純明快でおかしなところはないと思った人もいるでしょう。ではその人に質問します。

             

            ・「不幸」なのは誰か。先立つ子供が不幸なのか?先立たれた親が不幸なのか?ふつうは後者だろう。しかし「先立つ不幸」と言っているのだから不幸なのは子供ということになる。

             

            ・自分が不幸であることを子供が親に謝っているのか。なんだかおかしくないか?

             

            ・いったい誰が誰を許すのか。もちろん親が子供を許すと考えるのが筋だが・・・

             

             

             

            と、ここまで考えたあなたは、この文章はつじつまが合わないと感じ始めているはずだ。文章を読む時には隠れている主体を意識しなければならない。そうすれば、「不幸」は「不孝」の間違いではないかと気づく。いや、この文を見た瞬間に、アレ、と思わなければそのまま通り過ぎてしまう可能性が高い。

             

             

             

            正解は「先立つ不孝をお許しください」だったのだ。「不幸」が「不孝」だと分かれば疑問は氷解する。親より先に死んで、親孝行ができなくなることを詫びた文章だと分かる。

             

             

             

            この手の話が気になる方は、8年前に書いた以下の記事をお読みください。

             

            日本語を読む−1

            http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=90 

             

            日本語を読む−2

            http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=91

             

             

             

            何でこんなことをぐだぐだ言っているのかというと、一つには私がジジイになったからだ。やたら日本語の間違いが気になりだした。テレビでニュースなどを見ていると、麻生太郎氏レベルの間違いが幅を利かせている。もっとも、私はテレビ局に電話するほど暇ではないけれど。

             

             

             

            ヤフーニュースのコメントなど、てにをは、に始まり、論旨不明な文があまりにも多くてのけぞりそうになる。そんな文章を投稿するのだから、世の中には暇人が多いのだなあと感心することしきりである。

             

             

             

            ぐだぐだ言う二つ目の理由を話すのを忘れていた。実はこれが目的で、ここまでは導入に過ぎなかったのだ。

             

             

             

            以下の画像を見てもらいたい。

             

            左の人物は日本ヤクザの会、じゃなかった、維新の会の足立康史議員。右は国民民主党のキンタマ、もとい、タマキンこと玉木雄一郎議員。こんな議員を税金で食わせているのだから、日本人も太っ腹というか、「アホちゃいますか」「ふざけるなよ、お前ら」(by 足立康史)

             

             

             

             

             

            彼らは、リアリズムで安全保障を語る勇気のある奴がいないので俺たちが言うのだ、と悦に入っているだけのバカである。だまされてはならない。

             

             

             

            「安全保障の議論というのは、政府がいついかなる時に日本国民に血を流させるか、どういうときなら戦争してもいいんだ、と国民に思わせるか」と言っているのだ。

             

             

             

            言うのもあほらしいが、政治家の仕事は、

             

            ・いついかなるときでも日本国民に血を流させてはならない

             

            ・どんな時でも戦争だけはしてはならない

             

             

             

            という考えを広く国民と共有することである。そのためには創価学会や神道政治連盟そして旧統一教会の影響力を排除しなければならない。これは政治家たるものの一丁目一番地だ。でもそれすらできないだろう。日本に「政治」が誕生するのはいつのことか・・・

             

             

             

            以下の動画はおまけです。維新の会の本質が見事に現れています。

             

             

             

            ちなみに、コスプレをまとって選挙戦を戦う国民民主党の玉木雄一郎など、論ずるに値しない。野党のコスプレをまとった自民党に過ぎない。

             

             

             

             

            | 政治 | 22:48 | comments(0) | - |
            山本太郎議員の異次元の国会質問!
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              異次元とはこういう時に使う言葉です。今回の山本太郎議員の質問は、他の野党や自民党の質問とは全く次元が違います。そもそも、他の国会議員にはできないし、しようとも思わない、する勇気も知識も持ち合わせていないのです。

               

               

               

              それにしても、岸田首相の「仮定の議論を公の場でするのは控える」という答弁には驚きます。国会とは仮定の議論をする場ではないのか。中国が台湾に侵攻した場合というのは仮定の話ではないのか。それとも確定的な未来なのか。

               

               

               

               

              日米合同委員会がこの国の生殺与奪の権限を握っているのに、議事録が公開されることはない。ブラックボックスになっているのです。アメリカの完全なる植民地であり、自分たちで自分の国の運命を決めることすらできないのが日本です。国民はそんな政府におとなしく従う家畜に過ぎません。これこそが日本の教育の成果です。

               

               

               

              私は前回のブログで次のように書きました。

               

              「山本太郎氏に対する一方的で歪んだ評価の背後に誰が、どんな政党が、いかなる団体がいるのかあまりにも見え見えなので、今回は触れません。それより、彼の存在と活動がこの国の最後の希望であることに国民が気づくことを恐れる勢力が、ヤフーニュースを始めとするメディアをコントロールしていることに私たちは気づかねばなりません。」と。

               

               

               

              特別会計の闇を暴こうとして暗殺された石井紘基議員と同じく、山本太郎議員は国民のために命を張っています。彼の目には日本の将来と理想の審判者が見えているのです。それに比べて、ポカンとしている他の国会議員の顔を見よ。真実に向き合う勇気があなたにあるのならぜひ以下の動画をご覧ください。今回私が言いたいことはそれだけです。

               

               

              参議院・予算委員会 (2023年3月2日 15:22〜)

               

              https://www.youtube.com/watch?v=CwEcWa8Pbdw

               

              今回は成田悠輔氏やひろゆき氏を徹底的に批判しようと思っていたのですが、次回に譲ります。

               

              | 政治 | 22:42 | comments(0) | - |
              Jアラート発令。北朝鮮から日本の原発にミサイルが発射されました!
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                事実とフェイクニュースの区別がつかない人にとって今回のタイトルはリアリティーがあるかもしれません。しかし、そんなことをすれば、壺集団からの送金が断たれるので、原発への攻撃はあり得ません。せいぜい「花火」を打ち上げて存在を誇示するのが関の山です。相手にされない小学生がクラスで暴れているようなものです。

                 

                 

                 

                日本の中枢はもうむちゃくちゃです。正統性も論理的一貫性もありません。当たり前ですね。邪教集団と政策協定を結んでいるくらいですから。

                 

                 

                今では政治家やNHKをはじめとするメディアのトップは、都合の悪いことは「覚えていない」を連発するのが当たり前になりました。新聞社を含む民間企業が、いや、警察までもが「個別の案件については説明を控えさせていただきます」という定型句を使って逃げています。政治家の堕落とそれを事実上追認するメディアが国民の倫理を壊しているのです。

                 

                 

                例えば、中央地方を問わずカルト教に乗っ取られた政界や財界、原発再稼働どころか60年を超えて稼働してよいとのお墨付きを与えた原子力規制委員会(実体は原子力再稼働委員会)等々枚挙にいとまありません。

                 

                 

                原発運転、60年超も可能に 運転開始30年後から10年ごとに審査

                 

                 

                 

                でもしょうがありません。政府の税金収奪システムの悪も見て見ぬふり、ネトウヨの戯言を両論併記で報道してきたメディアを中立でなかなかよろしいなどと評価したのも国民ですからね。

                 

                 

                 

                旧統一教会との関係が批判され、大臣を辞任した山際氏を、新型コロナ対策本部の本部長という要職に任命した岸田のふみちゃん、棄民どころか国民を殺すつもりでしょうか?

                 

                 

                 

                正直、この国は自助国家、自己責任国家なので、国民が各自で対処せよと言うほかないのです。つまり、もう知〜らない、というわけです。そのくせ税金だけはあまねく全国民からむしり取りますけど・・・。立憲民主党の枝野幸男ちゃんまで「消費税減税は間違いだった」とのたまわっています。「消費税増税は間違いだった」の間違いでしょう。かくのごとく、前後左右、上も下もわからなくなっているのです。

                 

                 

                 

                ついでのこの記事もどうぞ。ここに登場している5人の政治家の名前と顔を記憶してください。彼らは国民のことなど眼中にありません。ましてや将来世代に対する責任も無自覚です。『超党派議連』などとおっしゃっていますが、関西財界と自民党の支持組織になることを宣言しているのです。

                 

                 

                 

                【独自】大阪・関西万博推進で『超党派議連』発足へ 自民・公明・立憲・維新など合意 | MBSニュース

                 

                 

                 

                大阪・関西万博を推進する超党派の議連の準備会合が11月2日に行われ、名称を「2025年日本国際博覧会を成功させる議連」とし、新たに発足させることで合意したことがMBSの取材でわかりました。
                 2日に自民・公明・立憲・維新・国民の担当者が国会内で会合を開き、新たに「2025年日本国際博覧会を成功させる議連」を発足させることで合意したことがわかりました。会合に出席したのは、日本維新の会・遠藤敬国対委員長、立憲民主党・泉健太代表、自民党・鶴保庸介参院議員、国民民主党・前原誠司代表代行、公明党・石川博崇大阪府本部代表の5人です。

                 

                 

                 

                はい、これでわかったと思います。Jアラートをならしている人たちの正体が。この国は本当に終わっているのです。私はダチョウのように砂の中に頭を突っ込んで見ざる聞かざる言わざるを決めこむことにします。

                 

                 

                 

                その前に、Jアラートについて書いた過去記事です。自分で言うのもアレですが、いま読み返しても、まともすぎるくらいまともな記事です。でも、あらゆる言説が等価で垂れ流されるご時世では注目されることはありません。ただ、だまされるのが嫌なので精神の平衡を保つために書きました。

                 

                 

                 

                あたくしはまともだと考えている人(三浦のルーリーちゃんのような人)には意味のない記事です。しかし、真実を見極め、真っ当な人生を生きたいと考えている人には響くものがあるかもしれません。ぜひそうあってほしいものです。選り取り見取り、すべて無料で読めます。新聞社の中には、肝心な情報を「有料会員のみに限定」しているところがあります。ふざけるのもいい加減にせよ!腹立つ〜。

                 

                 

                私たちはいつまで騙され続けるのか。

                http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=573

                 

                気分はほとんど開戦前夜ってか?

                http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=401

                 

                政治と言葉

                http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=416

                 

                伊丹万作−「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」

                http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=402

                 

                現代の戦争に偶発はない、すべて営利行為である。

                http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=339

                 

                 

                | 政治 | 22:59 | comments(0) | - |
                「因果応報」または「身から出たサビ」
                0

                  安倍氏が銃撃され死亡した事件に適切な言葉を冠するとすれば、「因果応報」「身から出たサビ」という言葉以外を思いつくことができません。NHKをはじめとして大手新聞社が決して使わない言葉です。いや、思いつくことさえできない言葉です。

                   

                   

                   

                  ところで、今から8年前、私は「災厄の犬1 − 安倍晋三氏」と題して次のように書きました。

                   

                   

                  「安倍政権が誕生してから2年余り。この間、公然と傲慢な態度をとる人間が日本社会で急激に増えたように感じます。差別的、恫喝的な言動が当たり前になり、歴史問題でも外交でも独善的思考が顕著になりました。他者や弱者への思いやりが消えて、近隣諸国との関係も悪化し、民主主義の原則が次々と破壊されている。首相や閣僚と繋がりのある人間たちが、そうした変化の先頭に立っているのです。ヘイトスピーチに象徴されるように、差別や偏見を堂々と口にする人が増え、それに異論を唱えれば罵倒の言葉を浴びせられます。感情の劣化が進行しているのは紛れもない事実です。最高裁がヘイトスピーチを人種差別であると断定したのは当然でしょう。」と。

                   

                   

                  「災厄の犬1 − 安倍晋三氏」

                  http://www.segmirai.jp/essay_library/

                  essay053.html

                   

                   

                   

                  私は安倍政権を「鬼胎の政権」「暴力と差別を胚胎したカルト政権」だと何度も言ってきました。安倍三代は統一教会というカルトに支えられ、政権中枢はもとより経済界、メディア界、教育界、芸能界、スポーツ界の隅々まで菌糸のごとくその触手を伸ばしてきたのです。

                   

                   

                   

                  つまり、自民党は韓国の統一教会と癒着して国民の財産を巻き上げ、それを韓国に送り続けているカルト集団なのです。何かといえば反中・反韓を煽り続け、安倍政権を支持してきたネトウヨの皆さんは、当の安倍氏が韓国と切っても切れぬ間柄であること、さらに霊感商法によって破滅させられたり、自殺に追いやられたりした人のことをどう考えているのでしょうか。

                   

                   

                   

                  にもかかわらず、岸田首相は安倍氏を国葬にする閣議決定をしました。その論拠が「民主主義を断固守り抜く」というのですから言葉がありません。

                   

                   

                   

                  これは統一教会と公明党=創価学会という新興宗教団体によって作り上げた自分たちの支配体制を、国葬に反対する人々から断固として守りぬくと宣言しているのです。つまり「国葬」に反対する人々の意見は守るに値しないと言っているわけです。

                   

                   

                   

                  さすがに安倍氏と統一教会が産み落とした政権だけのことはあります。ここまでくると、残された手は異議を唱える者を反日だとか工作員だとか陰謀論者呼ばわりして攻撃し、日本国民全員に喪に服すことを強制するしか手はありません。これが岸田首相の言う「民主主義を断固守り抜く」の中身です。後は、国民が一億総カルト推進論者らの要求を飲むかどうかです。

                   

                   

                   

                  「国葬」は今のところ9月27日、火曜日に行われる予定です。当日、学校は何事もなかったかのように、普段どおりに授業ができるでしょうか。教師が生徒に「黙祷」を強制しないでしょうか。それとも「黙祷」は政治的に中立な行為だという理由で粛々と行われるのでしょうか。問題を避けるために自発的に休校する学校もあるかもしれません。

                   

                   

                   

                  「まあいいんじゃない」とか「何もそこまで目くじら立てなくても」といった高学歴無思考者たちの言説に無批判に賛同し、自分の頭で考えることを放棄した賛成派が、NHKの世論調査を頼りに押し切ってしまうかもしれませんね。東京オリンピックの時と同じです。これが自民党支持者の生態です。

                   

                   

                   

                  さて、今日の結論です。政権中枢にいる人間たちがカルトに洗脳されていなければ、今、するべきことは二つしかありません。

                   

                   

                  1:国葬の取りやめと

                   

                  2:文科省による『世界平和統一家庭連合』の宗教法人認可取り消しです。

                   

                   

                   

                  管轄している文化庁によれば『宗教法人が海外送金する際の規定はない。金額を制限する法もなく、報告義務もない』とのことです。だから霊感商法や信者の莫大な献金を韓国に送ることが可能でした。宗教法人の認可が取り消されれば統一教会は課税対象となり、海外送金も無制限にできなくなります。これが「民主主義を断固守り抜く」ということです。

                   

                   

                  | 政治 | 22:06 | comments(0) | - |
                  政治と宗教−安倍氏銃撃事件について。
                  0

                    塾教師という仕事を始めた30代初め、大学に合格した生徒に必ずアドバイスしていたことがあります。それは「入学後、君たちはキャンパス内でいろいろなサークルに誘われるだろう。その中に、原理研究会や歴史研究会などという名前で君たちを勧誘してくる人たちがいる。彼らは統一教会という宗教団体の手先なので、決してついていかないように。特に早稲田大学の学生は注意するように」というものでした。覚えている元塾生も多いと思います。

                     

                     

                     

                    当時は、入信した娘を取り戻すために想像を絶する戦いをした作家のI・K氏の体験をテレビが報道していました。今よりもずっと報道の自由度が高かったのです。「統一教会」にまつわる様々な事件を本にしたルポライターもいました。

                     

                     

                     

                    ところで、安倍氏銃撃事件に関し、私が最もショックだったのは、一方で被疑者の実名を即座に報道しながら、何よりも重要な「動機」については一切の報道がなされなかったことです。

                     

                     

                     

                    NHKをはじめとして、朝日、読売、毎日が見事なまでに足並みをそろえて「統一教会」という名前を隠蔽したのは、文鮮明、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一から続く日本政治史の暗部が白日の下にさらされることを恐れたからです。

                     

                     

                     

                    いや、単純に戦後日本の黒歴史について無知なだけだったのかもしれません。上層部から、とにかく「統一協会」という名前だけは出すな、と言われて素直に従ったというのが真相でしょう。

                     

                     

                     

                    海外メディアは、安倍氏はおろか歴代首相とも深い繋がりがある宗教団体を「統一協会」と明確に報道していました。にもかかわらず、「特定の宗教団体」と報道し続ける国内メディア。SNS全盛の時代に、不都合な真実を隠しおおせると考えたことが、どうしようもない後進性を露呈しています。

                     

                     

                     

                    ちなみに、宗教団体の改名には厳しい条件があります。「統一教会」は金銭トラブルをめぐって被害者が続出しました。簡単に改名を許せば、看板を変えることで、悪名を払拭し、違う宗教団体のように見せかけ、あらたな集金・集票マシーンとして機能し始めるからです。にもかかわらず、統一教会の改名(『世界平和統一家庭連合』)を許したのは第二次安倍政権下の下村博文氏です。

                     

                     

                     

                    安倍氏銃撃事件を「民主主義の根幹の破壊」だと言うのも間違いです。森友、加計、桜を見る会に象徴される縁故主義、恫喝によるメディア支配、国会での数限りない嘘答弁、公文書改竄、その結果として赤木さんを自殺に追いやった事実。民主主義の根幹を破壊し続けたのは安倍氏その人だったのです。

                     

                     

                     

                    高市早苗氏は「政治テロを許さない」と叫んでいましたが、それも間違いです。テロとは政治的な目的を達成するために、暴力で恐怖や不安を喚起して社会を一定の方向に誘導することです。

                     

                     

                     

                    安倍氏銃撃事件の本質は、祖父である岸信介氏の反共主義のイデオロギーと政治資金の収奪と隠蔽方法を受け継ぐ安倍氏に、「統一教会」によって家庭をズタズタにされた容疑者の個人的な怨恨がぶつけられたものです。

                     

                     

                     

                    2022年7月8日、数十年の時を経て、奈良の大和西大寺駅前で、戦後の黒歴史と個人的な怨恨が交差し顕在化したのです。民主主義の破壊でもなければ政治テロでもありません。

                     

                     

                     

                    この国では民主主義は破壊されるまでもなく、とうの昔から形骸化し、機能していません。国民が権利を勝ち取るために戦わないからです。

                     

                     

                     

                    私は安倍晋三氏を「偉大な人物」だとは思いません。「深い喪失感」など全くありません。ブログで何度も指摘しましたが、安倍政権は暴力(ヤクザ)と民族差別と優性思想を胚胎したカルト政権だったのです。

                     

                    | 政治 | 14:31 | comments(0) | - |
                    夜空を仰いで絶望する。
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                      別に絶望するために夜空を仰ぐ必要はありません。それでなくとも、この世は正気を疑うような振る舞いや言説で充満しています。

                       

                       

                       

                      話は変わりますが、加山雄三さんが今年いっぱいでコンサート活動を終了させることを宣言しました。まだ歌えるうちに引退するとのことです。85歳ですから、最大級のねぎらいの言葉をかけてあげたいですね。

                       

                       

                       

                      私の青春時代(主に中学時代ですが)は彼とともにありました。怪獣映画を観るために映画館に行き、『海の若大将』に感動したのが始まりです。そのあまりに単純明快なストーリーというか率直すぎるセリフに赤面しながらも、以後『エレキの若大将』を皮切りに若大将シリーズを制覇しました。

                       

                       

                       

                      当時は、冷笑主義(シニシズム)やヘイトスピーチ、論破系ユーチューバー、さらには東大ネタの番組がテレビ欄を埋めることなど想像もできませんでした。つまり感情の劣化が社会にあまねく起こっていなかった頃のことです。

                       

                       

                       

                      たとえば、若大将シリーズの一場面。

                       

                      「ぼくは、はじめて君に会ったときから好きだったんだ」

                       

                      「もう一度言って」

                       

                      「照れくさくて二度と言えないや」

                       

                       

                      く〜っ。恥ずかしいというか、照れくさいというか、星由里子の「もう一度言って」というあまりにストレートなセリフにハートを撃ち抜かれました。われながらアホみたいに純情な中学生だったのです。

                       

                       

                       

                       

                       

                      で、以下はもと純情中学生を絶望させる発想と行動です。

                       

                       

                      参院選に出馬している比例代表の今井絵理子氏、東京選挙区(改選数6)の生稲晃子氏の決起大会が30日、永田町の自民党本部で行われました。

                       

                       

                       

                      ― 両候補とゆかりの深い音楽4団体(一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人日本音楽制作者連盟、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人日本音楽出版社協会)が、音楽文化に与えた功績をたたえ、一丸となって2人を支援することを決めた。

                       

                       

                       

                      生稲氏も、「このように業界が一丸となってご支援をいただく、こういったことは初めてであるというふうにうかがいました。実は、議員の先生方もびっくりされているんです。私は36年間、皆様にお世話になりました。芸能界、音楽業には本当に感謝の言葉しかありません。今回参院選にチャレンジするにあたり、何とかして皆様に恩返しができないものかとずっと考えておりました」とコメント。―

                       

                       

                       

                      東京都民は、自分たちがバカにされ侮辱されているのですが、そうは感じないのでしょうね。都知事選で小池百合子氏に370万票を投じた都民のことですから無理もありません。おニャン子やSPEEDがお似合いです。

                       

                       

                       

                      それにしても、支援を決めた音楽4団体のトップは恥ずかしくないのでしょうか。良識の府である参議院の国会議員を選ぶときに「音楽文化に与えた功績をたたえ」るって、頭の中が安倍晋三化しているのではないか。国政選挙を業界の利益を考えたり、感謝したりする場だと考えるのは、選挙を、ひいては国会を私物化することになる。「功績をたたえ」るのは別の機会にするべきだと考える人はいないのでしょうか。いないのでしょうね。やれやれ。

                       

                       

                       

                      今井絵理子氏については、6年前の選挙の時に以下のように書きました。

                       

                      「自民党公認候補で元『スピード』のメンバーだった今井絵理子氏は選挙中に政策について問われて「今は選挙中なので(政策の話は)ごめんなさい」と答えていました。これほどのギャグはなかなか思いつくものではありません。私はアゴがはずれかけました。」と。

                       

                       

                      2016.07.12

                      こらっ!鉄矢、なんばしよっとか!

                      http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=201

                       

                       

                      いやいや、なかなか多士済々ですね。バカの。中条きよし氏や元マラソンランナーの松野明美氏、賄賂を受け取って5年間公民権を停止されていた75歳の元犯罪者・猪瀬直樹氏を始め、枚挙にいとまありません。おやおや、全員が日本維新の会から出馬しています。

                       

                       

                       

                      その維新・松井一郎市長は30日午後、定例会見で次のように述べています。

                       

                       

                      「今、核抑止力を一番上手に使ってるのはロシア」 だと。「上手」とはねえ。核で脅して侵略するあり方を「抑止力」だと。あわわ・・・

                       

                       

                       

                      二言目には「これが現実だから」というしか能のない人間が政治をしていることの恐怖。自分たちが見たい現実しか見ていない人間たちに一票を投じることの危険性。「核共有」の議論を求める維新の会の本質を見抜けない、間抜けな選挙民たち。 夜空を仰いで絶望するしかありませんね。

                       

                      | 政治 | 11:45 | comments(0) | - |
                      ある日突然死する日本。
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                        迫り来る巨大地震によって原発が過酷事故を起こして日本が突然死する可能性は、小学生でもわかることです。陰謀論ではありません。私たちが経験したことなのですから。現に原子力緊急事態宣言は発令中のままです。

                         

                         

                         

                        ところで、ある日突然死するという言い方は、日本という国の運命は人知の及ばない出来事によって決まるという、どこか運命論的な響きを持っています。それは、国民に叡智があれば、当然避けられるような場合でも同じです。

                         

                         

                         

                        国民の大多数が無思考人間になれば、この運命論的な発想はあたかも日本文化のごときものとなって個人の内面に浸透し、動かしがたい価値となります。単に批判的な知性がないだけなのですが、マスメディアがこぞって加担しているので、それを価値と勘違いするのです。

                         

                         

                         

                        例えば、マスメディアが自公政権の圧勝を予想すれば、有権者の半数が投票に行きません。いや、有権者の半数が投票に行かない状態を無意識のうちに望んでいるために、自公政権の圧勝を予想するのです。世論調査はアリバイ作り。「投票に行きましょう」と呼びかけるのは後ろめたさを隠すためです。

                         

                         

                         

                        自公政権とそれに連なるクズ政党に投票すれば、生活は苦しくなり、状況は悪化するだけだ、彼らを支持するのは自殺行為だ、とは決して言いません。マスメディアは過去も現在も国民の側に立ったことはないのです。

                         

                         

                         

                        これは、最高裁にも当てはまります。有名人やマスメディアを総動員して国が安全神話をたれ流し、国策として原発を推進したにもかかわらず、事故が起きると「国は責任を取らないでよい」との判決を出しました。

                         

                         

                         

                        原発事故は津波という人知の及ばない「想定外」の自然災害で起きたのだから国に責任はないというわけです。くどいようですが、「国に責任はない」というのは客観的な判断に見せかけて、実は「責任を取らないでよい」と言っているのです。なぜなら国のやることだからというのがその理由です。

                         

                         

                         

                        要するに、最高裁はコロナ対策だろうが、安全保障だろうが、国が自信満々に進めた政策が大失敗しても責任を取らないでよい、とお墨付きを与えたのです。物価高に続き大不況になっても人知の及ばない「想定外」のことだったと言っておけば済むのです。この国の政治の貧困は今や「自然災害級」なので、批判はやめて一億総懺悔して自助で乗り切りましょうというわけです。

                         

                         

                         

                        最初に戻りますが、ある日突然死するという言い方は、突然死「させる」主体の存在をうやむやにします。疑いようもなく責任は第一義的に政治家とマスメディアにあります。ところがそれと国民の責任をごちゃまぜにして無責任体制を作り上げるのが相も変らぬこの国の精神構造です。

                         

                         

                         

                        その結果、戦後77年経っても、日本には戦争のような戦略レベルの全体像を描ける人材がいません。外交と軍事政策はすべてアメリカにお任せだったからです。代わりにそれを隠蔽し権力を維持するために身内に対しては大日本帝国の精神性を美化し、靖国神社に参拝し、アメリカから離脱することを唱えているおバカさんたち(安倍晋三や高市早苗ら)がいます。無知なだけでなく想像力が決定的に乏しいのです。

                         

                         

                         

                        おバカな政治家たちは「核シェアリング」「原子力潜水艦」「敵基地攻撃能力」など兵器のスペックを上げる話ばかりしていますが、愚かというほかありません。考えてもみて下さい。当事者である東京電力がすぐそばにあるにもかかわらず福島第一原発事故に対応できなかった日本政府が、外国軍の侵略というはるかに難易度の高いクライシスに対応できるわけがないのです。

                         

                         

                         

                        もう終わりにします。今度の参院選は、彼らに退場を迫る最後のチャンスです。必ず投票所に足を運び、自公・維新・国民民主にだけは投票しないようにしましょう。彼らは同じ穴の狢ですから。

                         

                         

                        | 政治 | 20:52 | comments(0) | - |
                        ウクライナ侵攻とイラク戦争について。
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                          言うまでもないことですが、客観的な、すなわち、価値中立的な報道は存在しません。報道は必ず誰かの立場から、誰かの利益のためになされます。ロシアのウクライナ侵攻も例外ではありません。

                           

                           

                           

                          テレビで報道されるものは、アメリカ経由の映像や情報がほとんどです。つまり結論から言えば、自民党政権に献金しているテレビのスポンサー企業の立場から、スポンサー企業の利益のためになされています。もちろん、それはアメリカのグローバル企業の利害と一致しています。

                           

                           

                           

                          テレビ・出版業界で働く大多数の人は、その社会体制によって搾取される位置で生活しているにもかかわらず、その体制の構造をそのまま肯定するものの見方を無意識のうちに身につけています。体制のイデオロギーとはそもそもそういうものです。

                           

                           

                           

                          例えば、ロシアのウクライナ侵攻を非難している人が、アメリカがイラクに一方的に戦争を仕掛けた時は口をつぐんでいました。戦争を仕掛ける国が同盟国のアメリカであれば「いい戦争」になり、ロシアが仕掛ければ「わるい戦争」になるというわけです。

                           

                           

                           

                          こういうことを言うと、ネトウヨ化した国民から「お前はロシアを支持するのか!」という反論が返ってくるのですが、勘違いしないでください。報道に対するメディアリテラシーの話をしているのです。

                           

                           

                           

                          ロシアがウクライナを侵略するまで、日本のマスコミ(新聞テレビだけでなく出版業界)は中国脅威論を煽り続け、ロシアはまったく視界に入っていませんでした。それが今ではウクライナ一色で中国を忘れています。日本の情報環境はかくも歪んでいるのです。その原因については何度も述べてきました。

                           

                           

                           

                          思い出して下さい。今からわずか3年前の2019年9月、ロシア極東ウラジオストクで開催された国際会議「東方経済フォーラム」に出席した安倍首相がした演説を覚えているでしょうか。

                           

                           

                           

                          「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために。そして、日本の未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。歴史に対する責任を、互いに果たしてまいりましょう。平和条約を結び、両国国民が持つ無限の可能性を、一気に解き放ちましょう。そのほとんど次の刹那、日本とロシアの連結は、地域を変える。世界を、大きく変え始めるでしょう」

                           

                           

                           

                          コメントのしようがないほどたわけた演説です。プーチンはこれを聞いて笑いをかみ殺していました。当時、この演説を批判したテレビ・新聞は皆無でした。それにしても経済協力の名でプーチンに貢いだ3000億円以上の国民の税金は何に使われたのでしょうか。ウクライナを攻撃するために使われた可能性もあります。日本のテレビ・新聞はこれをどう評価し、検証したのでしょうか。

                           

                           

                           

                          私は会社から命じられた仕事しかしない企業内ジャーナリストは本来のジャーナリストとは似て非なるものだと言ってきました。今一度肝に銘じておくつもりです。

                           

                           

                           

                          それにしてもウクライナの惨状を一日中テレビで流す目的は何か。災害や戦争といったショッキングなニュースを流し続けるのは、国内問題から目をそらすのが目的です。これを「ショックドクトリン」と言います。

                           

                           

                           

                          そもそも私はウクライナ戦争や「虐殺」の定義を論じるだけの知識がありません。だから確定した事実に基づいてイラク戦争と比較しているだけです。その際基準にするのは、過去の戦争の歴史から導き出された中学生でもわかる経験則にすぎません。当事国がロシアだろうとアメリカだろうと同じです。当たり前すぎて気が引けるのですが、一部を書いておきます。

                           

                           

                          ・戦争や虐殺について事実が確定するのは時間がかかる

                          ・確定してもそれは政治的な妥協で決まる

                          ・速報は事実ですらないことさえある

                           

                           

                          イラク戦争では、2016〜17年に行われたモスル市街戦で、人口66万人のうち6千〜1万人の非戦闘員が巻き添えで死んでいます。しかし「虐殺」という言葉は使われませんでした。マスメディアもほとんど無視しました。

                           

                           

                           

                          そんな中、7年前、敢然とイラク戦争の真実を国会で追及した1人の国会議員がいました。山本太郎氏でした。そのときのことをブログに書いています。しかし、テレビ・新聞は山本太郎氏の追及を無視し、報道すらしませんでした。2015年の記事だということを念頭に是非お読みいただければと思います。読むのが面倒くさいと思われる方は、せめて動画だけでもご覧ください。

                           

                           

                          ※山本太郎vs安倍晋三−暴かれたイラク戦争の真実。

                          http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=28

                           

                           

                           

                          ※国は誰のために存在するのか−山本太郎議員を応援する。

                          http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=26

                           

                           

                           

                          ところで、このブログを書いている最中に、山本太郎議員が衆議院議員を辞職して7月の参議院選挙に出るというニュースが飛び込んできました。いかにも彼らしい、彼にしかできない決断です。その会見を見て、私は窮鼠猫を噛むという言葉を思い出しました。彼の言葉はますます重みを増し、切迫感と怒りに裏打ちされて鋭い先見性を帯びています。疑う人はどうぞ動画をご覧ください。

                           

                           

                          山本太郎がなぜ議員辞職するのか?(2022年4月15日)

                           

                          https://youtu.be/7YMYfKqt0xg

                           

                           

                          私は世界のみならず、今の日本は二つの価値がせめぎ合っていると考えています。そのことについては次回のブログで書きたいと思います。もしお読みいただければ、今の日本の根底に横たわる問題の本質が分かると思います。

                           

                           

                          | 政治 | 23:49 | comments(0) | - |
                          「歴史戦」を戦うNHKは公共放送の看板を下ろせ。
                          0

                            前々回のブログの続きです。

                             

                            NHKは「金をもらって五輪反対デモに行ったおじさん」を捏造するくらいですから、「歴史戦」などという言葉(ネトウヨ用語)を平気で垂れ流すようになっても私は驚きません。

                             

                             

                             

                            しかし、それならそれで「公共放送」の看板を下ろすべきですね。独裁国家のプロパガンダを垂れ流す組織があまねく国民から受信料を徴収するのは筋が通りません。以下の記事をお読みください。7年前と変わっていません。

                             

                             

                            NHKは死んだのか?

                            http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=43

                             

                             

                             

                            そもそも事の発端は、佐渡島の金山の世界遺産指定にからんでNHKの「シブ5時」で岩田明子記者が「歴史戦」についてイラストつきで解説したことに始まります。

                             

                             

                            NHK政治部 岩田明子記者

                             

                             

                             

                            「歴史戦」という言葉は『正論』とか『Hanada』とか『WiLL』といったネトウヨ雑誌で使われる用語です。NHKが作ったこのイラストをよく見ると驚くべきことが書かれています。「政権の歴史認識に基づき」とは、「歴史」を自分たちの認識に沿う形で捏造すると宣言しているに等しい。

                             

                             

                             

                            「歴史戦」とは「大日本帝国時代の非人道的行為を『中国や韓国の不当な捏造』であるかのように曲解し、歴史否認と歪曲を正当化するキャンペーン」なのです。

                             

                             

                             

                            つまり、歴史認識を「日韓の戦い」の文脈に押し込み、「大日本帝国」に不名誉な事実を否認することが「日本の国益になる」と国民に錯覚させることが目的です。岩田明子記者は、公正中立を厳守する義務を負うNHK の職員として許される枠を逸脱しています。

                             

                             

                             

                            歴史学は歴史をイデオロギーから解放する学問です。歴史認識とは歴史を思い込み、偏見、誤解、無知からどうやって解放するかという問題意識であって、「歴史をどうみるか」などというものではありません。

                             

                             

                             

                            戦史/紛争史研究家の山崎 雅弘氏が言うように、「歴史学者の実証的研究に基づく最新の歴史認識でなく「政権の歴史認識に基づき」という時点で間違っている。歴史認識は特定政権の従属物ではない。歴史認識を政治宣伝の道具にする「歴史戦」を日本の公共放送がポジティブな取り組みのように歪曲して紹介するのは許されない。」のです。

                             

                             

                             

                            それにしても歴史戦とは、いったい誰が、誰に対して、仕掛けるのでしょうか。物事にはすべて主体と客体があります。主体は言わずもがなです。で、その主体が敵だと考えているのは、中国や韓国ではなく、ほかならぬ「善良なる国民」なのです。

                             

                             

                             

                            元総理大臣の安倍晋三が秋葉原で叫んでいました。「あんな人たちに負けるわけにはいかないんです!」と。かくのごとく常軌を逸した「歴史戦チーム」なるものを喧伝するNHK。今ではNHK自身が犬笛を吹く先頭に立っています。

                             

                             

                             

                            私の知る範囲で、この件について最もまともなコメントを出していたのは共産党の志位委員長一人でした。

                             

                             

                            https://youtu.be/v8nYge6fKAg

                             

                             

                            連合の芳野友子氏は「考えが違うので共産党とは共闘できない」としきりに言っているのですが、国民の前で、一度志位委員長とじっくり議論してみてはいかがでしょうか。立憲民主党が労働貴族ではなく国民政党を目指すのであれば、そういった場を設けることが重要だと思うのですが・・・。

                             

                             

                            | 政治 | 13:18 | comments(0) | - |
                            憲法9条とウクライナ情勢。
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                              今回は短くまとめます。

                               

                              日本共産党の志位和夫氏は2月24日のツイッターで次のように述べました。

                               

                               

                              「憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです。」と。

                               

                               

                              それに対して、日本維新の会代表で大阪市長の松井一郎氏のいちゃもんは以下のようなものでした。

                               

                               

                              「志位さん、共産党はこれまで9条で他国から侵略されないと仰ってたのでは?」

                               

                              あわわわ・・・。海坊主・茶坊主の百田尚樹そのままです。松井氏のような日本語読解力を決定的に欠いている人物でも、なぜか大阪では政治家として認知されるのですね。政治の要諦は感情統治と独裁だと考える人は大阪から立候補しよう!

                               

                               

                              心ある若い人は、6年前の以下の記事をぜひお読みください。自民党にすり寄る国民民主党や連合の芳野友子氏と決別できない立憲民主党の皆さんには到底理解できないでしょうけど。

                               

                               

                              100年後の生存戦略−その1・国防

                              http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=199

                               

                              | 政治 | 23:12 | comments(0) | - |
                              安倍晋三は赤木俊夫さん殺害の間接正犯である。
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                                今回のようなタイトルをつけると、ヤフコメに巣食っているゴキブリが一斉に湧いてきます。事実や論理ではなく、差別や偏見を助長する「言葉」を嗅ぎつけるとがぜん食欲がわく皆さんですから、仕方ありません。彼らの嗅覚というか本能をバカにしてはなりません。案の定、自民党から維新の会へエサを求めて移動を始めているようです。

                                 

                                 

                                彼らに言わせれば、私のブログは「不思議な正義感」に駆られた「自分だけが正しいと思っている」人間のたわごとということになります。「ついに頭がおかしくなった老人」で「山本太郎に恋している変態」とのお言葉も頂戴しています。最近では「それはいくら何でも言い過ぎでしょう」というお上品なコメントもあります。ありがとうございます。

                                 

                                 

                                 

                                それはさておき、今回の問題です。

                                 

                                刑法 第199条 (殺人罪)は次のように定められています。

                                 

                                人を殺した者は,死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

                                 

                                 

                                問題となるのは、ある行為が「人を殺した」と言えるかどうか、難しい言葉で言えば構成要件に該当するかどうかです。もちろん、行為者には故意が必要です。責任能力も必要ですが、今回は論じません。

                                 

                                 

                                 

                                そもそも殺人には様々な類型があります。銃を発砲したり、ナイフで刺したりして相手を死なせた場合はそれほど問題になりません。

                                 

                                 

                                 

                                しかし、次のような場合はどうでしょうか。

                                医師が、患者を毒殺する目的で、事情を知らない看護師を使って毒薬を混入した注射液を患者に注射させ死亡させた場合。

                                 

                                 

                                 

                                実行行為者は看護師だという理由で医師は殺人罪に問われないのでしょうか。そんなバカなことはありません。殺人の故意があったのは医師です。看護師は道具として使われただけです。殺人罪に問われるべきは医師のはずです。

                                 

                                 

                                 

                                このように、他人を道具のように利用して自らの犯罪を実行すること、あるいは、他人に対して物理的または心理的な強制を加えて実行行為を行わせた場合、自ら手を下していなくても殺人罪が成立します。これを間接正犯といいます。

                                 

                                 

                                 

                                なぜこんなことを言うかというと、国会で以下のようなやりとりがあったからです。ちなみに、NHKの7時のニュースでは、この件は完全にスルーされていました。さすがNHKです。『河瀬直美が見つめた東京五輪』の字幕捏造で報道機関の資格がないことを世間に晒した後ですから、もはやブレーキが利かないのでしょう。

                                 

                                 

                                 

                                ところで、自民党の政治家と仲の良い河瀬直美氏ではなく、なぜ想田和弘氏にオファーしなかったのでしょうか。『想田和弘が見つめた東京五輪』ならぜひ観たいものです。

                                 

                                 

                                本論に戻ります。

                                 

                                 

                                ― 鈴木俊一財務相は25日の衆院予算委員会で、森友学園に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻に国が支払う損害賠償金約1億700万円について、改ざんを指示した佐川宣寿・元理財局長に負担させない考えを示した。

                                 

                                理由について、佐川氏に負担を求める条件となる国家賠償法で定められた「公務員の故意または重大な過失」に当たらないと説明した。

                                 

                                鈴木氏は「国家賠償法において、国が支払った賠償金については職員に故意または重大な過失があった時は職員個人に求償することができると規定されている。今回の賠償金については、赤木さんが大変厳しい状況に追い込まれてしまった時、当時業務負担の軽減などさまざまな対応がなされていたこともあって、国が個々の職員に対して求償権を有するものとは考えていない」と述べた。

                                 

                                これに対し、立憲民主党の階猛氏は「故意はあったのではないか。全て指示者である佐川氏の責任かどうかは議論があると思うが、少なくともゼロということはないだろう」と指摘し、「一部でもいいから求償してください」と求めた。

                                 

                                岸田文雄首相は「法律的な解釈に基づいて、どうあるべきかを考えなければいけない。財務省の判断としては今回は難しいと報告を受けている」として応じない考えを示した。―

                                【田中裕之】毎日新聞。

                                 

                                 

                                 

                                おバカ総理の発言とつじつまを合わせるために公文書の改竄を命じた佐川氏に故意がなかった???佐川氏はボケていたのか?いやそうではありません。完全な「道具」になっていたのです。つまり、鈴木俊一財務相の論理では佐川氏は人間ではなかったことになります。

                                 

                                 

                                 

                                さあ、官僚をめざす東大法学部の成績優秀な皆さん、あなたは「道具」になるために勉学に励んできたのですか?人間としての感情を押し殺し、最低限の批判的自意識すら麻痺させて国家のために尽くすつもりですか。これこそ正真正銘のブルシットジョブです。

                                 

                                 

                                 

                                「赤木さんが大変厳しい状況に追い込まれてしまった時、当時業務負担の軽減などさまざまな対応がなされていた」のだから佐川氏には故意がなかった、したがって佐川氏個人に求償はできないという論理。開いた口が塞がらないとはこのことです。赤木さんを「大変厳しい状況に追い込」んだのは誰か?佐川氏が完全な道具だとしたら、故意は誰にあったのか

                                 

                                 

                                 

                                「当時業務負担の軽減などさまざまな対応がなされていた」のは誰のためか?膨大な量にのぼる改竄を効率よく行うためではないか。つまり「犯罪」を効率よく行うために赤木さんの仕事を「軽減」したというわけか。

                                 

                                 

                                 

                                当の赤木さんは自分の行為が犯罪だと認識していた。そしてついには自殺したのだ。何が「業務負担の軽減などさまざまな対応がなされていた」だ。ふざけるにもほどがある。夫人の赤木雅子さんはこの答弁を聞いてこの国に絶望しているはずです。

                                 

                                 

                                 

                                岸田文雄首相は「法律的な解釈に基づいて、どうあるべきかを考えなければいけない。財務省の判断としては今回は難しいと報告を受けている」として応じない考えを示した、とのことです。

                                 

                                 

                                 

                                わが国の首相の言葉としては史上最低のものです。この答弁に怒ることができない人は、人間性のすべてを麻痺させる学校教育によって自分の人生ではない他人の人生を生きているのです。

                                 

                                 

                                 

                                「法律的な解釈に基づいて、どうあるべきかを考えなければいけない。」この期に及んでまだどうあるべきかを考えているのか?愕然とします。

                                 

                                 

                                 

                                「財務省の判断としては」とは、この国の最高権力者である岸田文雄氏には判断できないということか?そしていつもの決まり文句「報告を受けている」で終わり。他人事です。いったい岸田氏は何のために首相になったのか。安倍晋三や高級官僚を守るためか?哀れというか、可哀相で仕方ない。

                                 

                                 

                                 

                                前にも書きましたが、1776年、アダム・スミスは『道徳感情論』や『諸国民の富』で、人々が他人の苦しみを自分の苦しみと感じる能力を持つ場合にだけ、市場が「見えざる手」を働かせると述べました。

                                 

                                 

                                 

                                また、1762年、ルソーは『社会契約論』の中で、政治の決定で各人がどんな影響をこうむるかを人々が想像でき、気にかける能力を持つ場合にだけ、民主性が機能すると述べています。

                                 

                                 

                                 

                                経済を回すために最も必要なことは、効率化、マニュアル化、システム化、人間の道具化ではありません。小さな共同体によって育まれ、支えられていた感情の働きを取り戻すことです。このことは散々述べてきました。

                                 

                                 

                                もう終わりにします。もちろん安倍晋三に現行刑法で間接正犯を問うことは無理です。しかし、未来の刑法が今回のような国家権力による犯罪を規定したとすればどうでしょう。安倍晋三を「死刑又は無期若しくは5年以上の懲役」に処することも可能になるかもしれません。

                                 

                                 

                                 

                                バカな権力者が意のままに振る舞い、取り巻きが忖度し、官僚が「道具」となって良心を持った普通の公務員を死に追いやる。これが犯罪でなくて何なのか。しかも良心の中身は「自分がやっていることは犯罪だと認識できる」程度のものです。この国の崩壊を食い止めることはもはやできないと思う所以です。

                                 

                                 

                                | 政治 | 14:18 | comments(0) | - |
                                だれが森友事件を闇に葬ろうとしているのか。
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                                  前々回のブログで取り上げた『新聞記者』には三つの点で不満があります。

                                   

                                  1:籠池夫妻が登場しません。その理由が知りたいですね。

                                  2:ヤクザ政党・大阪維新の会の関与が無視されています。

                                  3:東京・大阪両地検特捜部の闇がカットされています。

                                   

                                   

                                  この三つが描かれていれば、映画のインパクトはもっと強くなったはずです。しかし、この映画ですら、随所に自己規制が働いています。政治家と国民大衆がもっとも嫌うのが真実なのです。現実はもっとどす黒く深刻です。

                                   

                                  「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」by晋三。

                                   

                                   

                                  森友事件「赤木ファイル」。安倍首相の「私が妻が関わっていたなら総理も国会議員も辞める」答弁から9日後に財務省が改ざん指示し 、初日に昭恵夫人の名前削除を指示。菅政権は再調査!国会は安倍氏を証人喚問! - Everyone says I love you !

                                   

                                   

                                  そんなことを考えている時、八木啓代氏のスレッドに行き当たりました。一人でも多くの人が読めるように、備忘録として残しておきます。森友事件を風化させないための戦いは、彼女のこれまでの人生からみれば、ごく当たり前の行動になるのです。座右の銘は「敵もできないような無難な人間になってはいけない」だそうです。

                                   

                                  以下は八木啓代氏のプロフィルです。

                                  http://nobuyoyagi.com/profile.html

                                   

                                   

                                  驚愕のスレッドは以下です。1〜33まで是非お読みください。論理的思考ができる方なら、スラスラ読めるはずです。そして納得するはずです。

                                   

                                   

                                  1:森友事件については、「総理夫人の関与」は明らかなのだが、見落とされがちなのが、「維新の関与」だ。 経済基盤も何もない学校法人なので、土地売買以前の段階で、じつは大阪府私学審議会が学校設立の認可を落としている。

                                   

                                   

                                  2:で、言うまでもなく、籠池氏が作ろうとしてた小学校というのは、こどもに教育勅語を暗唱させたり「安倍首相万歳」と言わせたりするという、かなりキモい教育を目指していたわけで、こんな教育方針を櫻井よしことか青山とかが絶賛していたわけだ。

                                   

                                   

                                  3:こんな「安倍はいつの間に天皇扱いなのかよ」みたいな不敬極まりない教育をウヨどもが支持したという点だけで、この連中が、愛国者どころかまっとうな右翼ですらなく、ただのアベノコシギンチャクであることがわかるが、最大の問題はそこではない。

                                   

                                   

                                  4:この森友事件の契約書を某所から頂き、当会の不動産売買のプロが精査して、すぐに「これ、どこから見ても異常過ぎる売買ですね」 つまり問題は、トンデモな値引きだけではないのだ。 本来、国有地を購入する場合、現金を一括払いするのが常識だ。

                                   

                                   

                                  5:これは個人の家やマンションでも同様で、ローンを組むというのは、販売会社には銀行から一括で支払われ、その銀行に対しての借金を購入者は分割で支払っていくわけ。なのに森友の土地は、激安にしたうえさらに10年払いの分割払いという例外までも国が受け入れているのである。

                                   

                                   

                                  6:なぜか。森友の経営状態が、銀行が超値引きされたあとの1億ちょっとのお金さえ貸してくれないほどひどかったからだ。 常識で考えてみてくれ。銀行がローン審査を落とすような法人に、国が本来一括払いすべき土地を分割にしてまで「なんとかして買えるようにしてあげた」わけだ。

                                   

                                   

                                  7:この契約書では、指定期間はこの土地を、売買・贈与・交換などはしてはならないとなっている。 その指定期間とは10年だった。

                                   

                                   

                                  8:つまり、学校を作るという理由で破格の値段で購入したのに、10年後に「少子化で子供の数が減りました」と学校を閉鎖して、問題の土地を10億で売っぱらうというスゴイ錬金術が、やろうと思えば(やろうと思えば、ですよ)「合法的にできちゃう」契約書だったんである。あらびっくり。

                                   

                                   

                                  9:しかし、これが佐川の致命傷となる。

                                  佐川は当初、国会で「案件が終わったので」「重要ではない文書」を廃棄したと説明した。交渉記録が重要でないわけないだろう、という点だけでも問題なのだが、この契約書によると、一括払いでない以上、支払いが全部終わり契約が完了するのは10年後だ。

                                   

                                   

                                  10:.これは会計検査院も認めた。つまり「案件は終わっていない」のだから、文書を廃棄したなら、それだけで自動的に公用文書毀棄罪が成立する。もちろん、裁判になれば、そういう結論にならざるを得ない、ということだ。

                                   

                                   

                                  11: というわけで、当会で佐川らを刑事告発することにしたわけだが、複数の大学教授、弁護士さんの他、あの佐川の答弁に激怒した法務省の中の人が、内緒で法理論のかなりの部分を執筆してくださった。 とはいえ、問題は検察なのである。

                                   

                                   

                                  12: これが裁判になれば、有罪判決が出るのは火を見るより明らかだ。それだけに、検察が握りつぶして不起訴にしてしまう可能性が高かった。2012年の陸山会事件で、東京特捜自身が「自白でっちあげ事件」の「虚偽公文書作成」をやらかし、裁判所に叱責されるという前代未聞の不祥事を起こしている。

                                   

                                   

                                  13: それを刑事告発されると「担当検事が勘違いしまくった」という、あり得ない言い訳を重ねて不起訴にし、検察審査会には補助弁護士として検察OBを差し向けて起訴議決が出ないようにする細工までして逃れた。が、さすがに、ほとんど全部の新聞で批判されたという黒歴史がある。

                                   

                                   

                                  14: で、そのとき検察で、この一連の裏工作を主導したと思われるのが当時官房長だった黒川だ。(後に麻雀黒川として有名になるあの人ね) その後、法務省事務次官に成り上がって、ばりばりの安倍側近である。

                                   

                                   

                                  15: 当然、検察が、またとんでもない屁理屈をこねて必死で不起訴にしてくることは、容易に想像できた。 なので、前のツイートで書いた、「はじめから検察審査会をターゲットにした」東京地検宛告発状を作ったわけ。

                                   

                                   

                                  16:(なぜ、東京地検かというと、文書毀棄や改ざんが起こったのは大阪だが、それを支持したのは明らかに財務省で、被疑者も財務省の職員だから) 検察もバカじゃないから、告発状を一目見れば、それはわかる。 そこでどうしたか? なんと驚きの引き延ばし戦術にでたのである。

                                   

                                   

                                  17: 実は当会の告発状は完成度が高いので、通常、一週間以内、最短で翌日受理される。 ところが、今回は、これを一向に受理しない。一ヶ月経っても。二ヶ月経っても。 受理できないならできないで、どこに問題があるのか、なぜ受理しないのかを知らせなければならないのだが、それもしない。

                                   

                                   

                                  18: まさか森友事件が風化するまで引き延ばす気? これはさすがに想定外だった。 4ヶ月目。さすがにこれはえげつない。なので、ついに、こちらも次の一手を打つことにした。

                                   

                                   

                                  19: 法曹チームの方から「次の一手に移る前に、武士の情けで担当検事さんに予告をしておいたほうがいいですよ。すみやかに副部長に報告なさると思いますので」とのアドバイスを頂いたので、午前中に特捜に電話。担当検事さんが「いま取り込み中ですので、午後5時半にお電話をください」と。

                                   

                                   

                                  20: で、午後5時半にお電話を差し上げようとしたところ、先にあちらから電話。「いま告発を受理し、大阪地検特捜部に移送しました」と、それはそれは丁重にお知らせくださいました。 朝の電話のあと、大阪特捜と東京特捜で必死でババ抜きをなさって、東京が大阪に押し付けた模様でした。

                                   

                                   

                                  21: あとは皆さんもご存じの通り。大阪は、他の市民団体から出された背任などの告発も全部まとめて「不起訴」にしたわけです。 なので、私たちは想定通り検審に駒を進めたのですが.... ただ、検審にも重大な問題がいくつもありました。

                                   

                                   

                                  22: 検審審査員は素人の人たちなので、検審事務局が「事件の解説をし」補助弁護士が「法的アドバイス」をするわけですが、ここで誘導するのが可能です。陸山会事件ではここで補助弁護士が露骨に誘導したことがあとでわかっています。

                                   

                                   

                                  23: なので、私たちは大阪弁護士会に申入れを行い、検察に近い人物が補助弁護士にならないように依頼。 また、告発状本体に事件の説明や経緯を平易な表現できちんと入れることで、検察事務局が大事なところで曖昧な説明をしても理解してもらえるようにも工夫。

                                   

                                   

                                  24:しかし、どうしてもクリアできない問題がありました。審査員の選定です。 審査員の選定は、検察官と裁判官が立ち会い、「特製くじびきソフト」で選挙人名簿から選ぶことになっています。 ただ、このソフトには重大な問題があることを、じつはプロのIT技術者の方から指摘を受けていました。

                                   

                                   

                                  25: 「抽選で選出された候補者を除外(削除)する機能があるが、削除の際に削除した理由を残す機能が ない」つまり、「検察審査会の審査員の抽選に際して事務局の意図的な介入を容認することが可能なシステム」なのです。

                                   

                                   

                                  26: なんで数千万円をかけてこんなシステムを作り放置しているのか、これは国会やメディアで追求してほしいと言い続けてきましたが、陸山会事件が一段落すると皆さん忘れてしまったのですね。

                                   

                                   

                                  27: で、起訴議決には11人中8人の賛成が必須ですから、4人入れ替えることができれば、100%起訴議決は出ません。これをやられたら、もう私たちではどうしようもないのです。

                                   

                                   

                                  28: で、結論。森友事件の一連の申立は、起訴相当議決に「一票足りない」不起訴不当に終わりました。不起訴不当なら、検察は形だけの再捜査をして、再度の不起訴処分をすることで幕引きができるわけです。

                                   

                                   

                                  29: しかし審査会の議決書は、かなり厳しく財務省を断罪するものでしたから、議論の内容はまともだったのは明らかです。にもかかわらず断固として起訴に賛成しない人たちが4人いたわけですね。

                                   

                                   

                                  30:そしてスゴイのは、この森友の検察審査会に関して開示請求をかけたら、ほとんどすべての書類が非開示及び全面黒塗りでした。通常開示される「審査員選定の方法」や「審査員選定に立ち会った者」まですべて非開示と黒塗りです。ここまで隠されたことはかつてありませんでした。

                                   

                                   

                                  31: なお、この件の怒りの記者会見後、ある若い司法記者さんが興味を持ってくれ、その後、彼は独自で調査を始めてくれました。ところが、彼が問題のくじ引きソフトに関する文書の開示請求をかけると、以前は開示されたマニュアルや入札関連の文書がすべて黒塗りに

                                   

                                   

                                  32: 「これは明らかに変です。なにかあります」そう言って、さらに調査を深めようとした若い記者さん。さて、その後彼に何が起こったでしょうか?

                                   

                                   

                                  33: その直後、彼は「配置転換」になり、大阪を離れたばかりか、新聞本体からも外れ、まったく違う部署に異動になりました。偶然なんでしょうか、ホラーなんでしょうか。(終わり)

                                   

                                  https://twitter.com/nobuyoyagi/

                                  status/1484497272725712898

                                   

                                   

                                  | 政治 | 09:02 | comments(0) | - |
                                  加速する日本社会の崩壊。
                                  0

                                    前回のブログで連合の芳野友子氏を批判しました。案の定、連合は支援政党を明記せず、共産党と組む候補者は推薦しないという新方針を打ち出しました。何としても、参院選での野党共闘にくさびを打ち込みたかったのでしょうね。

                                     

                                     

                                     

                                    これは、大企業の正社員だけを守るというエゴイスティックな宣言です。つまり労働者間の格差を容認すると言っているのです。

                                     

                                     

                                     

                                    立憲幹部が「得をするのは自民党だけ」と絶句しているそうですが、身から出たサビです。彼らの鈍さには絶句するしかありません。お忘れかもしれませんが、共闘に最も柔軟に対応したのは共産党だったのです。

                                     

                                     

                                     

                                    かくして、あわわわの自民党に名ばかりの労働組合が吸収され、頭の弱い層を維新が糾合するという図式が完成します。こうやって誕生した政権をファシズム政権と呼ぶべきでしょうか。

                                     

                                     

                                     

                                    そんな「高級」な名前は不似合いです。「お笑いヤクザ政権」と名づける他ないでしょうね。カジノや万博で税金をかすめ取るだけの政治家に「かっくいい〜」だの「最高すぎるぜぃ」ですから、これはもはや・・・

                                     

                                     

                                     

                                    以下、本人に語ってもらいましょう。

                                    吉村洋文大阪府知事が5日に自身のインスタグラムを更新。高級外車「フェラーリ」を運転する写真を公開した。

                                     

                                    2021年12月5日 17時40分スポーツ報知

                                     

                                     

                                     

                                     

                                    吉村知事は「南河内の真っ赤ないちごは、うまい!うまい!うまい!煉獄さん!」と真っ赤に熟したいちごを手に記念撮影。さらに「南河内で真っ赤なフェラーリ、乗りこなし!南河内がホットだぜぃ」とイベントに用意された真っ赤なフェラーリを運転する写真もアップした。

                                     

                                     

                                     

                                     フォロワーからは「真っ赤なフェラーリ似合いすぎてたぜぃ 今度は隣に乗せてほしいぜぃ」「かっくいいー」「フェラーリが似合う男だぜぃ」「知事の運転姿最高すぎるぜぃ」「知事の運転かっこよすぎだぜぃ」「よもやよもやだ」などのコメントが送られている。

                                     

                                     

                                     

                                    25日にも自身のインスタグラムを更新。オフショットを公開した。

                                     

                                    吉村知事は「メリークリスマス!!シイタケ、育てるか、買うか、迷うところやで。」とシイタケの原木を手にした姿を掲載。青いボア素材の私服に、マスクを着用している。  フォロワーからは「今日もカッコ良すぎます」「メリークリスマス!!迷ってる最中の知事カッコ良すぎるんですけどー」「モコモコ着てる吉村さん可愛いです 最高のクリスマス」「クリスマスにコーナンに居てる知事可愛いです ほっこり」など黄色い声が送られている。

                                     

                                     

                                     

                                     

                                    政治家がSNSで私生活をアピールして、それにカッコイイだの可愛いだのという反応が返ってくる。それに気をよくしてか、読売新聞と大阪府の「包括連携協定」。そのうち、読売新聞と東京都、あるいはNHKと日本政府との「包括」も可能になるかもしれません。大阪に限った話ではありません。

                                     

                                     

                                     

                                    公平を期すために立憲の枝野幸男氏のものも。

                                     

                                    皆さん、どんな年末をお過ごしでしょうか?私は今日少しオフをいただいて家族サービス。 中3の双子が、私と同じくカラオケ好きで、3人で楽しみました。 家族サービスといいながら、私が一番楽しんでいたかもしれません。

                                     

                                     

                                     

                                     

                                    かつて立憲の代表だった人の口から「私が一番楽しんでいたかもしれません。」とは・・・。「選挙って理屈じゃなくてイメージ」 なんてことを立憲の候補者が言う時代です。連合オバサンに足元を見られるのも当然でしょう。せめて国会議員である間は、国民のことを第一に考えて歳費に見合うだけの仕事をしてもらいたいものです。

                                     

                                     

                                    アホらしくなったので、この辺でやめにします。

                                     

                                     

                                    | 政治 | 12:23 | comments(0) | - |
                                    こんな国で、生きたくもなければ死にたくもない。
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                                      こんなことを書くと、ヤフコメやDappiに群がる狭量で無知な差別主義者が「そんなにいやなら日本から出て行け!」と、判で押したように言ってきます。

                                       

                                       

                                       

                                      判で押したように、と言いましたが、ネトウヨ界隈の住人たちの共通点は日本語力がないことです。つまり、論理的に意見を組み立てることができないのです。したがって、月刊誌『Hanada』の「リツイート」が彼らの生命線というか、兵站戦を担っています。法廷闘争に持ち込まれて事実確認をされると敗北必至なので、匿名こそが彼らの生存条件になります。

                                       

                                       

                                       

                                      月刊Hanada2月新春特大号

                                       

                                       

                                       

                                      この雑誌の編集長はもとより、そこに蝟集してくる人間たちはまともに思考することができません。彼らは、自分の考え(偏見)を補強してくれる意見や記事を収集して「リツイート」するだけです。

                                       

                                       

                                       

                                      あなたの回りにそういう人がいれば、5W1Hを使って素朴な質問を投げかけて下さい。「正しい答えはすでに出ている。しかし、それを得るには正しい問いを発しなくてはならない。(オスカー・ワイルド)」のです。

                                       

                                        

                                       

                                      それにしても政治的な内容の記事が多くなりました。思えば、私は政治そのものに興味があるのではなく、権力を笠に着た愚かな政治によって蹂躙される人々の生活、命に無関心ではいられないだけです。

                                       

                                       

                                       

                                      そもそも人が生きている世界は、政治や経済や教育といった安易なカテゴライズを許さない混然一体となったものです。それを要素還元主義によってバラバラにし、権力の都合によって分断しているのです。すべて統治する側の論理です。

                                       

                                       

                                       

                                      しかし、すべてのものを商品とみなす消費社会の競争的環境の中で、国民は疲労し、ニヒリズムに侵されています。他方、SNSの普及によって配給される自由と幸福論のペテンにも気づき始めています。

                                       

                                       

                                       

                                      しかし、そこから脱出する方法を知りません。そうなれば、権力者のみならず国民はすべてを振り出しに戻す天変地異と戦争を期待するようになります。

                                       

                                       

                                       

                                      その結果、時間と手間のかかる民主主義はこの国に根付くまでもなく忌避されます。公文書や国の基幹統計改竄は普通の国では起こりえません。国家の存亡にかかわることですから、途上国でもまず起こりえない話です。日本は腐敗したソ連末期や国民に主権がない三流の独裁国家になったのです。日本スゴイ、どころかこんな国を信用する国はないと思った方がいい。

                                       

                                       

                                       

                                      経済を回すのは、個人と組織とを問わず相互の信頼関係です。それが国家間でも当てはまります。世界はじっと日本の動向を見ているはずです。公文書や国の基幹統計を改竄する国とどう付き合うべきか思案しているはずです。

                                       

                                       

                                      この深刻さをおそらく一般の日本人はまだ理解していないと思います。「批判ばかりしている」などという批判にもならない批判をしているくらいですからね。

                                       

                                       

                                       

                                      長くなりそうなのでやめにします。改憲にひた走る自民党と維新の会の議員は「米中戦わば」などといって戦争を煽っています。歴史から何も学ばず、愚行を繰り返そうとする者たちに、井上成美(しげよし)海軍大将の洞察力のせめて十分の一でもあったらと思わずにはいられません。

                                       

                                       


                                      彼は、以下の理由をあげて、対米戦争に勝つことは絶対不可能であると断言していたのです。

                                       

                                      1 米本土の広大さ。占領は不可能。


                                      2 首都ワシントン攻略不可能。


                                      3 米軍軍事力は強大で殲滅は不可能。


                                      4 米国の対外依存度の低さと、資源の豊かさから海上封鎖の無効。


                                      5 海岸線の長大さ、陸地の奥行の深さから、海上からの攻撃封鎖の無効。


                                      6 カナダと南米の中間にあり、陸続きの地理的地位からも、米本土の海上封鎖は不可能。

                                       

                                       

                                      米国を中国に置き換えて読んでみて下さい。人格のみならず、頭の中まで空洞化した自民党議員に理解することは不可能でしょう。彼らは戦争を煽ることで、アメリカの軍需産業に迎合しているだけです。

                                       

                                       

                                       

                                      ちなみに、以下の本を今年の一冊として推薦します。大佛次郎賞を受賞した素晴らしい作品です。年末年始の自由な時間にお読みください。

                                       

                                       

                                       

                                       

                                       

                                      アメリカはベトナム戦争に勝利しましたか?アフガン戦争は?国連決議を無視して始めたイラク戦争はどうなったでしょうか?日本はどのように「貢献」しましたか?アメリカについて行った総括はしたのでしょうか?

                                       

                                       

                                      私は4年前、

                                       

                                      現代の戦争に偶発はない、すべて営利行為である。と書きました。

                                      http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=339

                                       

                                       

                                      私たちが真に耳を傾けなければならないのは、以下のジョージ・オーウェルの言葉のはずです。

                                       

                                       

                                      | 政治 | 12:24 | comments(0) | - |
                                      元塾生からの批判に答える。
                                      0

                                        10月25日のブログに対して、本日29日、元塾生から批判のコメントをいただきました。以下に批判の全文を取り上げ、逐次反論します。もちろん手加減は加えますよ。元塾生だからではありません。批判の文章を読んで、対等に議論できる相手ではないと思ったからです。読解力不足、自分勝手な読み方、つまみ食い的発想は相変わらずです。

                                         

                                         

                                         

                                        仮に元塾生をYさんとしておきましょう。これまで何百人となく塾生を教えてきましたが、文体と語彙でYさんが誰かほぼ特定できます。なぜって、僕を「不思議な人」「不思議な先生」と呼んだのは二人しかいませんから。批判を込めて言っているのでしょうけど、自分が使う語彙には自覚的であるべきですね。

                                         

                                         

                                         

                                        それにしても、引退した老塾教師を匿名で批判する動機は何なんでしょう。思うに、僕の考え方や生き方がのどに刺さった魚の小骨のようにYさんの世界観を逆なでするのでしょうね。でも僕は5人の孫に囲まれ、半農半陶の生活を送っていて、これ以上ないくらい幸せな老後を送っています。

                                         

                                         

                                         

                                        要は、僕を批判したいわけではなく、山本太郎を支持する人間たちの「世間知らず」と「偽善者ぶり」を告発したいのかもしれません。あるいは、「上から目線で」「若者に説教を垂れてるような文章」が我慢ならないのかもしれませんね。

                                         

                                         

                                        でもねYさん、小林秀雄ではありませんが(こういう言い方が癪に障るのかな)、人は他人をダシにして自分を語るしかない存在なのですよ。あなたの批判の矢は僕にかすりもしていません。ただ、あなたの知性をいかんなく表出しているだけです。

                                         

                                         

                                         

                                        では始めます。元塾生の全文は青色で示しています。

                                         

                                         

                                        「社会的に弱い人に寄り添う政治よりも社会的に力ある人を巧みに活かして社会を活性し、できた財源を元に社会を誰もが共有する制度・政策それを叶える政治力のほうが良いと思っています。」

                                         

                                         

                                        意味不明の日本語ですが、いったいいつの議論でしょうか。「良いと思」うのは勝手ですが過去の事実をまず確認しましょう。トリクルダウンは起こらなかったのですよ。大企業と富裕層にだけ起こったのです。これから富裕層をめざすYさんにも恩恵があるかもしれませんね。それにしても、山本太郎の街宣を最後まで聞いたことがあるのでしょうか。まずそれを聞いて具体的に逐一反論してみて下さい。

                                         

                                         

                                         

                                         

                                        25年のデフレが日本経済をズタズタにしたのです。まずその事実から学習してください。いや、自分は結構余裕のある暮らしができていると思っている人が多いのかもしれませんが、それがいつまで続くでしょうか。

                                         

                                         

                                        山本太郎ほど、過去の事実に基づいて政策論を展開している政治家はいません。Yさんは自民党を支持しているのですか?それとも維新かな?なぜって、維新は〇〇の一つ覚えのように「規制改革」「規制改革」と叫び「成長なくして分配なし」という経文を唱えて、自民党の政策を先鋭化しているだけですから。

                                         

                                         

                                        これは政治ではなく信仰です。Yさんの文章は現状を分析するものではなく、信仰を告白しているだけです。だから過去の自公維新の悪行が目に入らないのです。以下の動画をご覧になりましたか。維新は自民党より酷いと言っていますよ。僕も同意見です。自公政権が過半数を割れば、俺たちの出番だとばかりに政権与党にすり寄っていくことでしょう。

                                         

                                         

                                         



                                        「れいわの山本さんのしていることは政治の舞台で新興宗教を起こされているような気がします。今だけのことで良いのか?サステナブルな動きが叶うのか?主観を述べられている方々って山本というカリスマ性に刺激されて代弁者として認知しているだけなのか?」

                                         

                                         

                                        体制順応、現状維持という新興宗教にはまっているのはYさんの方です。「今だけのことで良いのか?」って、今だけ、カネだけ、自分だけが自民党です。森友、加計学園をはじめとして、クサいものにふたどころか、公文書は書き換える、自殺者は出す(これは殺人です)で、この国の倫理を崩壊させたのは自民党ですよ。サステナブルという言葉がお好きのようですが、いったいどんな体制をサステナブルと呼んでいるのか分かっているのですか。

                                         


                                        「まあ、誰にとっても公平な答えなんて誰も言えないでしょうから、批判的なことを述べたところで大したことないわけですが、なんかそんな主観です。」

                                         

                                         

                                        意味不明の日本語なので、コメントできません。勝手にネトウヨしていてください。

                                         



                                        「そして、選挙に勇気なんていらないのでは思います。気ままに知ってる人の名前を書くなり、政党の名前をただ書けば良いのでは。あなたの1票は大したことないってほうが気楽で良いでしょう。人の名前や政党を書くのにいちいち勇気は要らんでしょう。」



                                        僕は選挙に勇気がいるなどとはどこにも書いていませんよ。よく読んでください。Yさんのように体制におもねるのではなく、固有の人生を生きるには勇気がいると言っているのです。「気ままに知ってる人の名前を書くなり、政党の名前をただ書けば良いのでは。」そうですね。どうぞ実行してください。

                                         

                                         

                                        Yさんは僕の塾に通っていた時から全く変わっていません。変わることを期待もしていません。3・11の原発事故の後、わざわざ塾に来て、真剣な表情で小出裕章氏を怪しい人間だと言い、大真面目で「放射能で死んだ人間は一人もいない!」と言った元塾生もいましたからね。

                                         

                                         

                                        「だいたい政治の批判をする方々ってのは生身の議員との交流がないし、ネットニュースなどの記事を生半可に聞き入れて自分の考えのエビデンスにして知ってるかのように振る舞う悪い傾向があると感じています。それこそ無責任。」

                                         


                                        「だいたい政治の批判をする方々ってのは」という言い方は、あなたが「政治の批判をする=自民党を批判する」のはけしからん奴だと思っているのがよくわかります。でもね、Yさん、あなたも山本太郎やれいわ新選組を批判をしているのですよ。これは政治の批判ではないのですか?

                                         


                                        「人当たりの良さだけで国政任せるなんてナンセンスです。民主党政権の頃を思い出すだけでゾッとします。そもそも現与党が認証した元号を政党名に定めている時点でサステナブルではない気がします。一代で終わりそうなれいわの存在を若者に紹介する必要があるのか?〇〇先生、昔から不思議な人でしたが相変わらずですね。」

                                         

                                         

                                        「人当たりの良さ」って誰のことを言っているのですか。まさか山本太郎のこと?中学校の生徒会長選びでもあるまいに、今時「人当たりの良さ」で政治家を選ぶ人なんているのでしょうか。いるのかもしれませんね。

                                         

                                         

                                        「民主党政権の頃を思い出すだけでゾッとします。」って、まさに正真正銘のYさんの「主観」ですよね。またサステナブルが出てきましたが、あなたの職場で今はやっているのですか?

                                         

                                         

                                        「一代で終わりそうなれいわの存在を若者に紹介する必要があるのか?」

                                        あ〜あ、何と言えばいいのか、これだけ支離滅裂で主観的な文章を書く元塾生の相手をするのは疲れます。

                                         

                                         

                                        僕は件のブログで「大人になることは主観を成熟させることだ」と述べましたが、Yさんの文章を読むといまだ幼児並みですね。あなたには「主観を成熟させる」ということが何を意味するのか、おそらく永遠にわからないでしょう。つまり、Yさんにとって僕は永遠に「不思議な人」のままなのですね。手加減して反論するのは疲れるのでここらでやめにします。どうかお元気で。

                                         

                                         

                                        | 政治 | 23:48 | comments(0) | - |
                                        日本のテレビ・大新聞はいかにして死滅したのか?
                                        0

                                          今朝(10月26日)の朝日新聞一面の見出しは『自民過半数確保の勢い 公示前は下回る可能性』でした。なるほど。NHKをはじめとして、マスコミのトップが安倍晋三としょっちゅうメシを食っていただけのことはあります。これが彼らの言う「客観報道」なのです。

                                           

                                           

                                           

                                          NHKは、今や出口調査で当落をいち早く知らせることが報道機関の使命だと勘違いしているようです。実態は競馬の予想屋に過ぎない。Aという馬が勝つと予想すれば、体制に順応する国民はその馬券を買うというわけです。

                                           

                                           

                                           

                                          ところで、先日、ドキュメンタリー映画『コレクティブ』を観ました。大分では上映する映画館がないだろうと思っていましたが、さすがシネマ5です。朝10時と午後6時半からの上映で1週間限定でしたが、なんとか時間を作って観ました。

                                           

                                           

                                          映画『コレクティブ 国家の嘘』

                                           

                                          https://youtu.be/k6gTmZJz-MY

                                           

                                           

                                          政治家と企業の癒着といい、税金をかすめ取る手法といい、現在の日本の話ではないかと思うくらい状況が酷似しています。違うのは、命をかけて調査報道を行い、権力の腐敗を暴こうとするメディアが日本にはないということです。

                                           

                                           

                                           

                                          映画を観た後、彼我の落差に愕然とし、天を仰ぎました。なぜこんなことになったのか。私にできることは、その原因を主観的かつ自分語りを交えながら、忖度抜きで書くことくらいです。いよいよブログの終着駅が見えてきました。

                                           

                                           

                                           

                                          ちなみに、この映画については、前々回のブログ『官邸の正面玄関に499基の棺(ひつぎ)を置け。』の中で触れました。

                                           

                                           

                                          そして、

                                          実は、小中高生の自殺こそ政治の問題そのものです。朝日新聞はそういった視点を欠いています。真実を報道すればあらゆる方面から批判の矢が飛んでくるのは当然です。それでも、報道に携わる人間は映画『コレクティブ』を観るべきです。彼我の落差に愕然とするはずです。」と書きました。

                                           

                                           

                                           

                                          この映画のストーリーについては町山智浩氏が具体的に語っています。以下のサイトにアクセスして、投票する前にぜひその衝撃的な中身をお読みください。

                                           

                                          町山智浩『コレクティブ』を語る

                                          https://miyearnzzlabo.com/archives/73430

                                           

                                           

                                           

                                           

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