ブログを書き始めてから4年が経過します。この間、543本の記事を書いてきましたが、アクセス数が突出して多いのが以下の二つの記事です。
1.「反日」で「左翼」の妻は「極左雑誌」を愛読しています。
http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=281
2.「ビリギャル本」の詐欺性について。
http://oitamiraijuku.jugem.jp/?eid=292
特に1は、『通販生活』の記事について書いたものですが、毎日100を超えるアクセスがあります。おそらく、「反日」「左翼」「極左雑誌」をキーワードに検索しているネトウヨに「人気」なのでしょう。その割には全く反論がありませんが・・・。ネトウヨの実態については、次回改めて取り上げる予定です。
その『通販生活』が、また時機を得た本質的で分かりやすい動画を作りました。ぜひご覧下さい。
いわゆる戦争法案によって、自衛隊は米軍とともに世界のあらゆる地域で「活動」できるようになったのに、なぜ安倍政権は改憲にこだわる必要があるのかと不思議に思う人もいるでしょう。安倍首相の歪んだ認識と心理はひとまず置いておきます。
その答えは、以前から当ブログで指摘してきたように、緊急事態条項を憲法に書き込むためです。これによって、文字通り安倍政権によるファシズム体制が完成するのです。それを「背後」で(安倍氏のように「せご」などと読む人はいないでしょうね)推し進めているのが、法務省や警察官僚です。
にもかかわらず、大手マスメディアは、現実を正確な言葉で表現し、進行している事態を批判するという最も基本的な責務を放棄しています。「安倍一強体制」ではなく「安倍独裁体制」という言葉を使うべきです。彼らは、歴史的事実を指摘して国民の警戒心を高めるよりも、現体制に与することを選んでいるのです。
例えば、『報道ステーション』は、映画『ボヘミアン・ラプソディー』を「世界中で大ヒットとなっている映画です!」と紹介したにもかかわらず、ブライアン・メイ氏が呼びかけた辺野古埋め立て中止請願署名のことは完全スルーしました。報道番組がバラエティ番組に堕したことの証左です。安倍官邸の意向を損ねるかどうかというフィルターで番組作りをしているのですから、番組のレベルも小学生並みになるわけです。
なぜこんなことを言うかというと、わずか2年前、その『報道ステーション』が素晴らしい特集番組を作っていたからです。タイトルは『独・ワイマール憲法の"教訓" − なぜ独裁がうまれたのか?』です。
これは『報道ステーション』のスタッフが叡智を結集して送り出した過去最高の特集です。放映された当時、私はすぐブログで動画を取り上げたので鮮明に覚えています。しかし、その後まもなく、「著作権者により削除されました」とのことで、観ることができなくなっていました。同じテレビ局でもこれほどまでに変わるものかと驚きます。
今回その動画が復元できたので、再びアップします。削除されないうちにご覧下さい。およそ社会科や歴史の教師でこの特集の意味が理解できない人は、AIによってほどなく職を奪われる運命にあることを自覚しておいた方がよいでしょう。