私は身の程をわきまえているつもりです。したがって、先見の明を誇る気持ちなど全くありません。しかし、予想していたことが次々に現実になっていく様を見ると、歴史の証言者として書き留めておこうという気になるのです。
一昨日のブログでN国の立花孝志党首の発言を批判しました。今日になって朝日新聞が批判していますが、軽減税率の適用と引きかえに安倍政権を批判できなかった自分たちのふがいなさを自己批判すべきです。もっとも、朝日新聞にそれを期待しても無理でしょうが。
重要なことは、無知と空洞化した人格から発せられるレイシズムと優生思想が社会の中に広く行きわたっていることを認識することです。
新自由主義のイデオロギーであるコーポラティズムと社会ダーヴィニズムは、必然的に優生思想に行きつくのだと、前々から指摘してきました。いや、人間の中に潜む幻想力としての残虐性が優生思想となって人権意識の希薄となった社会の網の目をかいくぐって顕在化すると言った方が正確かもしれません。
それはともかく、一昨日のブログに書いたN国の立花孝志党首の発言をどうかもう一度お読みください。
その中で次のように書きました。「歴史を振り返るまでもなく、安倍政権は民族差別と優生思想を胚胎しているのです。私が鬼胎の政権と呼ぶ所以です。こういう政権には必ずや同調者が現れます。それが日本維新の会でありN国です。」と。
そして、そのN国党からホリエモンが立候補するとのニュースが飛び込んできました。私は全く驚きませんでした。来るべきものが来たのだ、と妙に冷めた気持ちでした。そのうち、長谷川豊の名前も挙がるかもしれません。
もはや大声で彼らを批判しても、家畜というか奴隷根性のしみ込んだ人間には届かないのです。彼らは「何一つ結果も出さずに文句ばかり言うやつはいつの世にもいるもんだ。」というような、言葉による意思の疎通を断念させるほどの動物的反応しか示せないのですから。
私は正気を維持するために、小声で、誰も読まないブログに自分の考えを書き留めておこうと思います。2年以上前に書いた記事ですが、今日の状況を予想しています。よかったらお読みください。
IT成金の皆さんの貧困な想像力
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